取引先や顧客、上司へ新年の挨拶を送りたいけれど、どのような内容がよいかわからず悩んでいませんか?
今回は、新年の挨拶を送る際の注意点と、相手や場面にあわせた例文を紹介します。
目次
新年の挨拶では、新年の祝意や抱負、旧年中のお礼を述べる
ビジネスでの新年の挨拶では、取引先や顧客および社内に向けて、昨年お世話になったことへの感謝や新年のお祝い、今年の抱負や仕事の繁盛祈願を送ります。
取引先などには直接挨拶することが基本ですが、最近ではホームページやブログなどに新年の挨拶文を掲載する場合も多く見られます。
新年の挨拶を送る際の注意点
新年の挨拶を送る際の注意点には以下のようなものがあります。
- 正しい賀詞を使用する
「迎春」「賀正」「寿」「春」など1~2文字の賀詞は目上の人には使用しないようにしましょう。メールで送る場合は賀詞を使用しない場合もあります。
例)謹賀新年、恭賀新年、新春来福、新春万福、迎春万歳など - 忌み言葉の使用を控える
お祝いの際に縁起の悪い印象を与えてしまう忌み言葉の使用は避けましょう。
例)切れる、壊れる、離れる、戻る、去年→昨年・旧年に言い換える - 松の内(1月7日)までに送る
新年の挨拶は、松の内(1月7日)までに送ります。松の内までに送れなかった場合は「寒中見舞い」として出すのが一般的です。 - 一斉送信は利用しない
1人ずつ丁寧に送信するのが一般的なマナーです。
さらに、一斉送信メール(CC)を使用すると、送信相手全員がメールアドレスを見られてしまい個人情報の漏洩につながるので使わないようにしましょう。
新年の挨拶の基本的な内容
新年の挨拶を作成する際の基本的な内容は、以下のようになります。
- 賀詞・新年の挨拶
- 昨年のお礼
- 新年の抱負
- 今後のお付き合いのお願い
- 健康祈願や商売繁盛祈願の言葉
- 本年の営業開始日
【相手・場面別】新年の挨拶の例文
送る相手に合わせた、挨拶の例文を紹介します。
取引先へ送る場合
謹賀新年
旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。 さて、弊社では1月4日より通常営業を行います。 本年も一層のサービス向上を目指し、社員一同一層努力し精進してまいります。 【冬季休業】 |
顧客へ送る場合
謹んで新春のお慶び申し上げます
○○株式会社の●●です。 本年もさらなるサービス向上に向け、従業員一同誠心誠意励んでまいります。 ○○様の変わらぬご愛顧のほど、心よりお願い申し上げます。 |
部下から上司へ送る場合
恭賀新年
昨年中は並々ならぬご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 |
上司から部下へ送る場合
新年の挨拶
新年おめでとうございます。 今年からは、新しいプロジェクトも始まりさらに忙しい日々になると思いますが、健康に気をつけて乗り切りましょう。 今年も○○部一丸となって、力を合わせて前進していきましょう。 |
ホームページに掲載する場合
新年あけましておめでとうございます
皆さまにおかれましては、幸多き新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。 誠に勝手ながら、下記の期間は冬季休業とさせていただきます。 【冬季休業】 なお1月4日(月)9:00より通常営業開始となります。 |
いかがでしたか?
今回は新年の挨拶を送る際の注意点と、相手に合わせた例文を紹介しました。1年の始まりである新年の挨拶は、相手との良好な関係を保つために重要です。
旧年中の感謝の気持ちや本年の抱負など、自分の思いを伝えられるように、この記事を参考に作成してみてください。
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