ビジネスモデル

ストック型ビジネスとは?種類とフロー型ビジネスとの違いを解説

ビジネスを行う上で、継続的に収益を得ることは重要です。そのために有効なビジネスモデルとして「ストック型ビジネス」があります。近年では、ストック型ビジネスの一部であるサブスクリプションモデルの流行と共に目にする機会が多くなってきました。

今回は、ストック型ビジネスの種類やメリット・デメリットを解説します。

ストック型ビジネスとは、継続的に収益が得られるビジネスモデル

ストック型ビジネスとは、売り切り型のビジネスではなく、継続的に収益を得られる仕組みを作るビジネスモデルを指します。仕組み作りには時間がかかりますが、運営することにより毎月一定額の収益を得られます。
不動産の賃貸や新聞の定期購読などが主な例です。

フロー型ビジネスは、その都度商品を販売するビジネスモデル

ストック型ビジネスと対になるビジネスモデルに「フロー型ビジネス」があります。

フロー型ビジネスとは、商品やサービスをその都度販売し、利益を得るビジネスモデルです。商品を売ってしまえば、そこで顧客と企業の関係は一度終わってしまう点が特徴で、常に新しい顧客を見つけていく必要があります。早期に収益を伸ばせる可能性がありますが、安定性がないことがデメリットです。
主な例として、飲食店や美容室、コンビニエンスストアなどが当たります。

ストック型ビジネスのメリット・デメリット

【メリット】仕組みを作れば、安定して収益を得られる

定期的に収益を得る仕組みが整えられているため、安定的に収益を得られます。また、安定的に収益を得られることがわかると、次年度の売上予測や資金の回収目途を立てやすいというメリットにも繋がります。

【デメリット】安定的な状況になるまで時間と資金がかかる

ストック型ビジネスを行う際には、仕組みを構築する必要があります。基本的に仕組みを構築している間は収益を上げられません。収益を得るまでに時間がかかるため、十分な資金を用意しておく必要があります。

ストック型ビジネスの例

  1. 定期購入型
    新聞や雑誌などの定期購読や、ECサイトでの日用品の定期購入が当たります。定期的に購入してもらう代わりに、通常より定額で販売するのが一般的です。
  2. 教室(対面・オンライン)型
    ピアノ教室や学習塾、スポーツジムなどのビジネスモデルがこれに当たります。月謝など月々の料金で収益を得ることをイメージするとわかりやすいでしょう。近年では対面だけでなく、オンラインの教室でも活用されています。
  3. サービス型
    税理士やコンサルティングの月額・年度契約などがこれに当たります。収益のイメージは教室型と同じですが、コストのほとんどが人件費に当たるものがサービス型の特徴です。
  4. ASP型
    スマートフォンの月額課金アプリなどがASP型に当たります。利用者が多くなると、一気に利益を生み出すことも可能です。
  5. 消耗品・点検型
    コピー機のインクカードリッジや機械の点検費などがこれに当たります。高額商品を初めに購入し、定期的に付随する消耗品を購入したり、点検を行うことで継続的に利益を上げます。
  6. 賃貸・レンタル型
    不動産の賃貸や衣服のレンタルサービスが当たります。多くの資産が必要なため、個人で運営するのは難しいビジネスモデルです。ただし近年では、定額料金を支払っている期間サービスを受けられる、サブスクリプションモデルの発展により、サービス例が増加しています。
  7. インフラ型
    電話料金や水道料金、プロバイダーなどがインフラ型に当たります。これらを担っているのは大手企業がほとんどのため、中小企業が参入するのは難しいとも言われています。

ストック型ビジネスとフロー型ビジネスを組み合わせると、利益を大きくできることも

近年、定額の料金を支払うことでサービスを受けられる「サブスクリプションモデル」が急成長していますが、これはストック型ビジネスの一種です。フロー型ビジネスも、サブスクリプションモデルを取り入れることで、ストック型ビジネスのメリットも得られます。その都度販売することで利益を確保し、同時に継続的に収益を得られる仕組みを整えればよいのです。

例えば、企業のWebサイトの構築を請け負うフロー型ビジネスを運営している企業が、月額制でバグ修正や情報更新なども請け負うサービスを展開する、などが挙げられます。
このように継続的に収益を得る仕組みを整えると、本来フロー型ビジネスであった事業もストック型ビジネスへ転換することができ、利益を大きくできる可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?
ストック型ビジネスとは、仕組みを構築することで継続的に収益を得られるビジネスモデルを指します。仕組みが整えば安定的に収益を得られますが、それまでに時間もかかります。実際の例なども参考にしながら、利益を大きくできるビジネスモデルを構築していきましょう。

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