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「ご連絡させていただきます」とは|使い方や英語での表現例も紹介

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ビジネスシーンでよく使われる「ご連絡させていただきます」の正しい使い方が分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、「ご連絡させていただきます」の使い方と関連する表現を紹介します。

「ご連絡させていただきます」は、相手が連絡することを許可している場合に使える敬語表現

「ご連絡させていただきます」の意味は、相手に許可を得て遠慮しつつ連絡することです。

「させていただきます」は、謙譲表現なので自分の立場を低くし、相手の立場を高くする場合に用いられます。文化庁がまとめた「敬語の指針」では、「相手の許可を得て行う」「その行為によって恩恵を受ける事実や気持ちがある」という2つの条件を満たすときに使うと定義されています。
(参考「敬語の指針」:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf

「ご連絡させていただきます」の使い方例

ビジネスシーンでの「ご連絡させていただきます」の使い方の例には、以下のようなものがあります。

  • 「○○(電話、メール、FAXなど)にてご連絡させていただきます。」
    相手とのやり取りの後に、もう一度連絡をとる場合に使う
  • 「後日連絡させていただきます。」
    相手とのやり取り後、再度連絡をとる場合に使用し、「後日」の部分には連絡までにどのくらい時間がかかるという情報を入れる
    本日中もしくは、やり取り直後に連絡をとる場合には「後ほど」、1週間以内の連絡であれば「近日中」、日にちや期限が明確な場合は「○日までに」「10日後」などを用いる
  • 「突然のメールお許しください。初めてご連絡させていただきます。」
    相手に許可をもらっていない場合のみに利用し、対面でのやりとりでは使わない

相手が連絡することを許可していない場合は使わない

相手に許可を得ておらず、自分から連絡するだけの場合には「ご連絡させていただきます」という表現は基本的に使いません。失礼な発言ととられトラブルにつながることもあるため、上司や目上の人には使わないようにしましょう。

例えば、以下のような使い方は失礼にあたります。
【NG例】
「お客様のご友人には、こちらからご連絡させていただきます。」
「本日欠勤することをご連絡させていただきます。」

この場合、「ご連絡」するより先に相手に許可を取る必要があるため、適切な使い方ではありません。

相手に許可を得ていない場合に使える表現例

相手に許可を得ていない場合に使える表現には、以下のようなものがあります。

  • 「ご連絡します。」
    「連絡します」の謙譲語であり、自分をへりくだることで相手に敬意を示しているが、やや敬意に欠けるため親しい先輩や同僚、部下に対して使う
  • 「ご連絡いたします。」
    「ご連絡します」よりも丁寧な敬語表現なので、目上の人や上司、取引先の相手に使う
  • 「ご連絡申し上げます。」
    「ご連絡いたします」よりもさらに丁寧で敬意が強い表現であるため、目上の人や上司、取引先の相手に使う
    敬語表現に迷った際に利用するとよい
  • 「連絡差し上げます。」
    相手の都合に配慮して連絡する場合に使う
    自分に都合をあわせ「本日は都合が悪いので、後日にまた連絡差し上げます」のような表現をすると、上から目線になり相手に不快感を与えてしまうので注意する
    ただし、「連絡差し上げます」は二重敬語になるので使用しない

「ご連絡させていただきます」に関連する表現

「ご連絡させていただきます」に関連する表現には、以下のようなものがあります。

  • 「ご返答させていただきます。」
    相手のメールに返信する際や、電話を折り返す場合に使う
  • 「ご報告させていただきます。」
    業務において、すでに完了した事柄について知らせる際に使う
  • 「お知らせいたします。」
    何かを伝えることを丁寧にした表現
    話し言葉としても、書き言葉としても利用できる点が特徴

「ご連絡させていただきます」の英語表現

「ご連絡させていただきます」の英語での表現には、以下のようなものがあります。

【今すぐ連絡できない場合、後日連絡することを伝える場合】

  • I will get back to you later.
    (後でご連絡させていただきます)
  • I will get back to you as soon as possible.
    (できるだけ早くご連絡させていただきます)
  • I will contact you after confirming.
    (確認後、ご連絡させていただきます)
  • I will contact you by tomorrow ○○.
    (明日の○○までにご連絡させていただきます)
    ※○○には、「朝」や「会議」などが入れられる
  • I will contact you by ○ o’clock tomorrow.
    (明日の○時までにご連絡させていただきます)

【メールで要件を伝える場合】

  • We are writing to inform you about…
    (~についてお知らせいたします)
  • There has been a change in (of) ○○.
    (○○について変更がありました)

 

まとめ

いかがでしたか?

「ご連絡させていただきます」は、相手が連絡することを許可している場合に使用できる敬語表現です。連絡する相手や場面によって使い分けが必要です。この記事を参考に、「ご連絡させていただきます」を正しく使いましょう。

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