プレゼンの成功のためには、プレゼンの練習が必要不可欠です。
この記事では、プレゼンの練習において重要なポイントを解説するとともに、練習中に意識しておきたい点も解説していきます。
目次
プレゼンを練習する重要性
プレゼンを成功に導くには練習することが必須です。プレゼンが上手な人は始めから上手なのではなく、事前に多くの時間をかけてプレゼンの練習を行なっています。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズはプレゼンが上手なことで有名ですが、彼は本番のプレゼンのために多くの時間を練習に費やしていました。
- 本番の数週間前からプレゼンの準備を始める
- リハーサルに丸2日費やす
- 本番と同じ状況・環境で、1〜2回程度本番を想定した練習を行なう
これだけの練習量があったからこそ、本番で自信を持って淀みなくプレゼンを行なうことができたのです。プレゼンの練習を行なうことこそが、プレゼンを成功に導くカギです。
プレゼン練習における重要な4つのポイント
スライドを要約したメモを作成する
発表用のメモを作成する際に、発言することを全て文章にしてしまうのは避けましょう。一言一句発表する内容を決めてしまうと、発表を行う際に文章を読むことに注力してしまい、聴き手に伝えようとする意識が薄れてしまいます。また、メモにびっしり文章を書いてしまうと、重要なことがすぐに見つからずに、メモばかりを見ることにも繋がります。
文章を読むだけのプレゼンになるのを避けるためにも、原稿を作成する際には、スライド内で聴き手に伝えたいことだけを要約したメモを作成しましょう。緊張で伝えたいことが混同してしまっても、メモを見れば要点がまとめられているため、自分の中で整理して伝えることが可能です。
第三者にフィードバックを貰うなど、自分を客観視できるようにする
プレゼンの練習を一人で行なうだけでは、自分の立ち振る舞いや話し方の良し悪しを判断することが出来ません。練習を通して自分の問題点を解決する必要があるため、第三者などの客観的な視点が必要です。
プレゼンの練習を行なう際には、同僚や先輩にプレゼンを見てもらい、フィードバックを貰うことが大切です。もしそれが無理ならば、鏡越しに練習を行なったり、動画を撮影したりして自分を客観的に見るようにしましょう。
自分の様子を客観的に見ることで、想像していた自分の立ち振る舞いと現実との違いに気づけるため、自分のプレゼンの改善に繋がります。
本番を見越した通しでの練習を行なう
プレゼンには、大概の場合制限時間が設けられます。練習で制限時間ぴったりに終わらせていては、本番で少し本筋から話がそれてしまった場合や、緊張で少し手間取った場合に制限時間内に終わらないことが想定されます。また、練習と本番で場所が違っていた場合にも、普段と違う環境であるために緊張することも考えられます。
そのため、プレゼンの練習を行なう際には、必ず本番を見越した通しでの練習を行ないましょう。本番の制限時間があれば、通しの練習では制限時間の8〜9割程度の時間内で終わるようにしましょう。そうすれば、本番でも多少話が長くなってしまった場合でも、時間内に終わらせることが可能です。
また、通しの練習を行なう際には、なるべく練習環境を本番に近づけましょう。可能であるならば、本番と同じ場所で練習し、本番の雰囲気にも慣れておくことが大切です。
想定される質問の回答を事前に準備しておく
プレゼンの後には、質疑応答の時間が設けられることが一般的です。質疑応答の際に、質問に答えられなければ、聴き手が準備不足だと感じてしまいます。また、質問の内容によっては動揺してしまうことも考えられます。
そのため、想定される質問の回答を事前に準備しておくことが大切です。事前に質問を考えておくことで、質問内容に動揺することも減るほか、スムーズに質問に回答することが可能です。
また、万が一聴き手からの質問がなかった場合でも、準備していた質問を紹介しておけば質疑応答の時間をつなぐことができます。
プレゼン練習中に意識すべき項目
端的に伝えようとしているか
プレゼンを行なう際には、内容を長文で伝えることはなるべく避けましょう。長文は聴き手にとっても要点を押さえにくいため、結果としてプレゼン内容の理解度が低下してしまいます。また、「えー」「あのー」といったフィラーが生じやすくもなります。
プレゼンの要点は長文ではなく、端的に伝えることが重要です。要点を端的に伝えることで、聴き手のよりよい理解に繋がるほか、フィラーもなくなるため、聴き取りやすくなります。
声の大きさや強弱が適切であるか
声が小さかったり大きすぎたりしていては、聴き手にとって聞きづらいプレゼンとなります。また、声の強弱が一定だと、抑揚がないために退屈なプレゼンに感じてしまうほか、どこが重要な内容なのか聴き手に伝わらない可能性があります。
練習の際には必ず、声の大きさが適切であるか、伝えたい箇所を強調して発表できているかを確認しましょう。そのためにも、映像を撮影して客観的に見ることが重要です。
堂々とした立ち振る舞いをしているか
立ち振る舞いとは、目線や手の動き、体の動きなどを指します。プレゼンを発表する際に、フラフラと立っていたり、原稿ばかりを見ていたりしては、聴き手の意識が内容からそれてしまう可能性や、聴き手にとって悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
プレゼン中の姿勢はプレゼンの良し悪しを左右するため、練習のうちから堂々とした立ち振る舞いを意識するようにしましょう。堂々と胸を張って前を向いて発表することで、聴き手にも良い印象を与えます。
論理が通っているか
プレゼンにおいて、内容の論理が一貫しているかは非常に重要です。プレゼン内容に矛盾している部分や論理的に違和感のある部分があると、聴き手はそこに意識が傾いてしまい、結果としてプレゼンの理解度の低下に繋がります。
そのため、自分が発表したプレゼンの内容に一貫性をもたせる必要があります。プレゼン発表でよく使用されるフレームワークの一つに「PREP法」があり、PREP法は下の4つを順番に構成する方法です。
- 結論、要点(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論、要点(Point)
PREP法を用いることで、要点が冒頭で述べられるため、聴き手が要点を理解しやすくなります。また、発表者本人も発表内容が整理されているため、伝えたいことがすぐに分かるというメリットがあります。
プレゼンの構成について紹介した記事もあるので、合わせてご覧ください。
いかがでしたか?
プレゼンを成功に導くためには十分な練習が欠かせません。
この記事で、練習の際に重要な4つのポイントを押さえ、プレゼンをよりよいものにしましょう。
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