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「学習する組織」とは?求められる背景と5つのディシプリンを解説

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「学習する組織」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、ビジネスを取り巻く環境の変化が著しい現代において注目されている組織の形です。

今回は学習する組織について、概要と5つのディシプリン(学習領域)について解説します。

学習する組織とは、チーム単位での学習によりパフォーマンスの維持・向上を目指す組織のこと

学習する組織とは、チーム単位での学習と知識の共有を繰り返すことにより、組織全体のパフォーマンスの維持・向上を目指す組織を表します。マネージャーによる構成員の管理を組織運営の要とする「管理する組織」の対概念とされています。

これは、1970年代にハーバード大学教授のクリス・アージリスによって提唱された概念です。その後、マサチューセッツ工科大学の経営学者であるピーター・センゲが1990年に改めて提唱し、世に広まりました。

学習する組織が必要とされる背景

近年では、社会や経済、技術といったビジネスを取り巻く環境の変化が急速になっています。また、技術の絶え間ない進歩により、商品やサービスが生まれ、消費されるサイクルも短くなっています。

このような事態に対応するため、現代では学習する組織が必要とされています。つまり組織には、持続的な学習・成長によって、環境の変化に対応できる強靭さ(レジリエンス)を備えることが求められているのです。

学習する組織の5つのディシプリン(学習領域)

ディシプリン(学習領域)とは、学習する組織であるために必要な要素のことです。本来ディシプリン(discipline)は「訓練」「鍛錬」を意味する言葉ですが、ここでは「学習・習得すべき理論・技術」を意味します。

学習する組織には、5つのディシプリンが存在します。

システム思考

システム思考とは、ある物事を単一の事象ではなく複数の要素の関係として捉えることによって、課題解決を行う手法を指します。複雑に絡み合った要素を分析することで、物事を動的・俯瞰的に捉えられます。

現代では情報化やグローバル化によって社会が複雑化しており、その影響はビジネスにも及んでいます。システム思考で複雑な事象を分析し、一つひとつの要素に着目して理解することで、効果的に対処できるようになります

自己実現(自己マスタリー)

自己実現(自己マスタリー)は、組織・チームにおける最小単位である構成員についてのディシプリンです。個人が持っている目標について、それを実現するための取り組み・プロセスを意味します。ここでの目標は、自分の仕事や役割をより高めることのできる目標でなければなりません。

個人の目標達成のためには、絶え間ない学習と知識の実践が必須です。組織の構成員が目標達成を意識して学習することによって、組織全体のパフォーマンス向上に繋がります。

メンタルモデル

メンタルモデルとは、組織およびその構成員が持っている固定されたイメージのことです。簡単にいえば、「固定観念」「思い込み」を指します。

メンタルモデルは、人や組織の奥底にある見えない部分です。自分自身でも認識するのが難しい部分もありますが、変化に対応するためにはメンタルモデルを変化させなければならない場合もあります

共有ビジョン

共有ビジョンとは、組織の構成員が共有している使命や価値観のことです。

組織やチームは、その構成員の集合体です。組織全体のパフォーマンス向上のためには、構成員の間でビジョンを共有し、一体感を高めることが求められます。

チーム学習

チーム学習とは、チームの構成員同士で協力しながら学びを深めるプロセスを意味します。

構成員が個人で学習を進めるだけでは、組織全体の成長には限界があります。チーム単位での対話を通した学習を行うことで、個人の限界を超えた成長も可能になります。

まとめ

いかがでしたか?

学習する組織とは、チーム単位での学習によってパフォーマンスの維持・向上を目指す組織です。ビジネス環境の変化が激しくなり、ビジネスサイクルが短縮した現代では、学習によって環境の変化に対応できる組織が必要とされています。

この記事を参考に、学習する組織と、それを支える5つのディシプリン(学習領域)について押さえておきましょう。

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