この記事は 2 分で読めます
管理職の方必見!コーチングを行うメリット・デメリットとは?
管理職の方のなかで、「コーチングにどんな効果があるのか」「わざわざコーチングの講習を受ける意味があるのか」など、コーチングについてよく分からない方もいらっしゃると思います。
今回は、コーチングを行うメリット・デメリットを紹介します。
目次
コーチングとは、コミュニケーションを通じて自発的な行動を促す方法
コーチングのメリット・デメリットを紹介する前に、コーチングの定義について簡単に紹介します。
そもそもコーチングとは、「目標に向かって自発的に行動できるように促進させる」ことが目的であり、その手段として部下と上司との双方向コミュニケーションが必要とされています。ティーチング(教育)のようにコーチが持っているスキルや経験を伝えるのではなく、コミュニケーションを通じて自分自身で新しいアイデアや発見に気づかせ、自発的な行動を促すことがコーチングです。
コーチングのメリット
部下に問題解決力を身に着けさせられる
コーチングのなかで、部下が自身で新たな気づきや発見をする場合があります。自ら答えを見つけることで、他の業務でも発見を応用できるようになります。このように、部下自身に新たな発見をしてもらうためにも、上司は部下に適切な問いを投げかけ、部下が考え答える双方向のコミュニケーションを取る必要があります。
ここでの注意点は、部下とのコミュニケーションで上司が話しすぎないことです。部下自身の力で答えにたどり着くということが重要であり、それによって部下は他の業務にでも応用できる問題解決力を身に着けることができます。
部下との相互理解を深め信頼関係を築くことができる
人は会話を交わすことにより、相手に安心感を抱き信頼関係を築くことができます。同様に、上司と部下が双方向のコミュニケーションを取ることで、相互理解が深まり信頼関係を築けます。部下の話を最後まで聞くのはもちろんのこと、部下の意見を聞き出すだけではなく、その意見に対して適切な返事を返してあげることが大切になります。
上司の経験則や今までの価値観にこだわった返事ではなく、部下の意見を素直に受け止めたうえでの返事をするよう心掛けましょう。
目標達成までの部下のモチベーションを維持させる
コーチングには、部下のモチベーション維持の効果があります。モチベーションを維持するためにも、部下の学習意欲を持続させる心掛けが必要になります。
そのために、部下との会話のなかで将来へのビジョンを聞き出し、「学習意欲がどこにあるのか」「モチベーションの源泉はどこにあるのか」を明らかにする必要があります。そうすることで、現在の業務からどのような学び・経験を得られるのかを部下自身で考えられるようになり、モチベーションが維持できるようになります。
また、学習効果を可視化できるようにしておくと、部下が学びの効果を実感でき、モチベーションの維持・向上に繋がります。
コーチングのデメリットとは
スキルを獲得する学習コストが高い
1つ目のデメリットとしては、コーチングスキルの学習コストが高いことです。コーチングのスキルは、簡単に身に着けられるものではありません。例えば、コーチングに関するセミナーや講習に参加したり、実際に業務でコーチングを実践する必要があります。
このようにコーチングのスキルを獲得する学習コストは非常に高いと言えます。そのため、管理職の方のなかでも経験豊富な方と知識不足の方が生まれてしまい、部下が適切なコーチングを受けられていない場合もあります。
スキルや経験値が低い部下には効果が薄い
コーチングとは、上司とのコミュニケーションにより自己を内省するプロセスを通じて、新しい視点や気づきを得る方法です。だからこそ、まだ十分な業務経験をしておらず、業務に関する知識が少ないと、考える材料が足りず解を導き出すことができません。
したがって、まだスキルや経験値がない部下には、コーチングの効果は低いです。コーチングを行うよりも、まずOJT(On the Job Training)で経験を積んだり、講習や研修で知識を身につけてもらったりすることを優先すべきです。
いかがでしたか?
今回は、コーチングのメリットとデメリットについて紹介しました。コーチングスキルを上手く活用すれば、部下のモチベーションや行動を変化させ、組織を大きく改革することができます。
ぜひ、この記事を参考にコーチングに取り組んでみましょう。
今さら聞けない、営業マネージャーが知っておくべきKPI・KGI
無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。