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チェンジマネジメントとは?変革を成功に導く「8段階のプロセス」を紹介

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顧客ニーズの多様化や市場の変化により企業の変革が求められる中で、変革を円滑に進めるためにチェンジマネジメントに注目している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、チェンジマネジメントの重要性や成功に導く「8段階のプロセス」を紹介します。

チェンジマネジメントとは、組織の変革を効率よく成功させるためのマネジメント手法のこと

チェンジマネジメントとは、組織の変革を効率的に実現するためのマネジメント手法のことです。企業の変革は、企業が時代の変化に対応し、他社との競争に取り残されることなく成長していくために必要です。しかし、急激な変革をしてしまうと従業員がついてこられず、効率よく変化させられません。チェンジマネジメントを行うことで、従業員に企業の変化を受け入れてもらいやすくなり、円滑に変革を進められるようになります。

チェンジマネジメントは、以下の3つの規模に分類できます。

  • 個人に対するチェンジマネジメント:従業員個人に対して変化を促すチェンジマネジメントで、従業員の変革に対する抵抗感を解消します。
  • プロジェクトに対するチェンジマネジメント:プロジェクトに対してチェンジマネジメントを行うことで、必要な変化を理解しやすくなりチームで協力して変革に取り組めます。
  • 組織に対するチェンジマネジメント:企業のような組織全体でのチェンジマネジメントにより、各部署やチーム間で連携を取って変革に取り組めます。

チェンジマネジメントを阻害する要因

企業が変革を行う際には、変革を受け入れられず反発する従業員が生じてしまう恐れがあります。ボストンコンサルティンググループのコンサルタントであったジーニー・ダック氏は、このような阻害要因を「チェンジモンスター」と表しました。チェンジモンスターのような阻害要因を防止し、変革を円滑に進めるためには、チェンジマネジメントによって従業員に変革の理解を得ることが重要です。

チェンジモンスターはそれぞれの特徴によって、以下のように分類されます。

  • タコツボドン:タコが自分のつぼに入って出てこないように、自分の担当する業務以外に興味を持たず組織内での連携を阻害するため、変革の進行を妨げます。
  • ウチムキング:企業や部署などの内側からの評価ばかりを気にし、顧客や社会などの外側からの評価は気にしないため、企業を取り巻く環境の変化に気づくことができず変革に反発します。
  • ノラクラ:変革の必要性を説明しても、変革を可能にする方法を考えず否定的な意見ばかりを発するため、変革への取り組みを阻害するだけでなく、他の従業員のモチベーションを低下させるといった悪影響を及ぼします。

チェンジマネジメントの「8段階のプロセス」

「8段階のプロセス」は、チェンジマネジメントを進めるための重要な手法です。これは、ハーバード大学ビジネススクール名誉教授であるジョン・コッター氏が提唱したものです。

第1段階:従業員の危機意識を高める

チェンジマネジメントを始める際は、変革の必要性を明確にし、従業員の危機意識を高めます。危機意識を持つことで従業員は当事者意識を持つようになり、変革の必要性を共有できます。

第2段階:変革を進めるためのチームを編成する

従業員に変革の必要性を共有できたら、変革を進めるためのチームを編成します。権限や信頼、高い能力を持ち、影響力のある人物を中心にチームを構成することで、従業員が変革への抵抗感を抱きにくくなり円滑に進められるようになります。

第3段階:変革のビジョンを明確にし、戦略を立てる

変革によって「企業がどのような状態になることを目指すのか」というビジョンを決めます。ビジョンによって従業員は変革の方針を理解できます。

コッター氏は、優れたビジョンは以下の6つの特徴を持つと提唱しています。これを踏まえたビジョンを作成するとよいでしょう。

  • 目指そうとする企業像が明確である
  • 達成することで利益が見込める
  • 現実的であり実現可能な目標である
  • 意思決定のための方向性が定まっている
  • 個人の自由な行動が許容されていて、柔軟である
  • 内容が簡潔で伝わりやすい

また、決定したビジョンをもとに実現に向けた戦略を立てます。

第4段階:ビジョンと戦略を社内で共有する

作成したビジョンや戦略を社内で周知します。各部署で共有し、しっかりと個人にも理解してもらうことが大切です。

第5段階:従業員の自発的な行動を促す

従業員が自発的な行動を取れるようにします。具体的には、「リーダーが手本となるように率先して動く」「自発的な行動を評価する仕組みを作る」などが挙げられます。

第6段階:短期的な目標を達成させ、モチベーションを向上させる

短期的な目標を設定し、従業員に成功体験を積ませましょう。目標の達成により変革のメリットを実感しやすくなり、従業員の変革に対するモチベーションを維持・向上できます。

第7段階:さらなる変革を推進していく

短期目標の達成を繰り返し、さらに変革を進めていきます。目標を達成する中での問題点を修正し、従業員のモチベーションを低下させることなく変革に取り組めるようにしましょう。

第8段階:変革の手法を定着させる

短期的な目標を達成していく中で有効であった方法を共有し、定着させます。有効な手法を積極的に取り入れ定着させることで、変革がより効率的に進められます。

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