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【基本解説】インセンティブとは?意味や種類、インセンティブ制度について解説
皆さんは、「インセンティブ」という言葉をご存知ですか?ビジネスシーンでよく耳にしますが、詳しい意味はわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、インセンティブの意味や種類、インセンティブ制度に関して詳しく解説します。
目次
インセンティブとは、実績に対する報酬を意味する言葉
インセンティブ(incentive)とは、「動機付け」「報酬」を意味します。ビジネスシーンでは、「仕事の実績に対して支払われる報酬金」「やる気を起こさせる動機付け」という意味で用いられます。インセンティブは、社員のやる気を起こし、組織全体の生産性を向上させるために重要な要素です。
インセンティブの種類
金銭的インセンティブ
金銭的インセンティブとは、実績に対して金銭的報酬を渡しモチベーションを向上させる制度を指します。具体例には、目標の達成によって、一定の金額を給与に上乗せする方法が挙げられます。営業職に対するインセンティブに向いています。
物質的インセンティブ
物質的インセンティブとは、実績に対する物品報酬のことを指します。例えば、インセンティブ旅行という旅行券の配布やネクタイ・スーツの贈呈などが挙げられます。営業職や販売職に対して上質なネクタイやスーツを賞与すれば、間接的に営業活動を支援できます。
評価的インセンティブ
評価的インセンティブとは、承認欲求を満たすことでモチベーションを向上させる報酬のことを言います。例えば、表彰状の贈呈や人事評価で高いランクをつけることなどが挙げられます。MVP表彰式を行い、全社員の前で表彰することで社員のモチベーションを向上させましょう。
営業職でのインセンティブ制度例
営業職に対するインセンティブ制度の具体例として、金銭的インセンティブが挙げられます。
【金銭的インセンティブの例】
パターン | 具体例 |
目標に対して一律の金額が上乗せされるパターン | ・受注5件達成 10,000円 ・受注10件達成 15,000円 ・受注15件達成 20,000円 |
業績増加によって、支給金額が増えるパターン | 受注1件ごとに、1,000円 |
受注金額の数%を賞与するパターン | 受注金額の5%を賞与 |
また、同時に営業MVP表彰式などの評価的インセンティブも活用し、社員のやる気を上げましょう。
不動産業界における賃貸営業職のインセンティブ例
不動産業界における賃貸営業職のインセンティブは、上記の受注金額の数%を賞与するパターンに該当します。具体例としては、以下のようなインセンティブ基準が挙げられます。
売上 | インセンティブの割合 |
売上100万円未満 | 10〜20% |
売上100〜150万円 | 30% |
売上150〜180万円 | 35% |
売上180〜230万円 | 38% |
売上230万円以上 | 40% |
その他の具体的な企業のインセンティブ制度を以下の記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご確認ください。
金銭的インセンティブ制度のメリット・デメリット
メリット:従業員のモチベーション向上
成果によって給与が決まるため、勤続年数にかかわらず高収入を期待できます。また、自身の評価が給与に反映されるため、自身の給与に納得しやすい点もメリットです。さらに、インセンティブ制度によって業務成績を同僚と競い合わせることで、業務成績の向上も見込まれます。
デメリット:不安定な収入・成果に対するプレッシャー
毎月の実績の有無によって給与が変化するため、収入が安定しないことがデメリットとして挙げられます。また、成果が出ない場合は大きなプレッシャーを感じてしまうため、ストレスによって業務が捗らない可能性があります。さらに、業務成績を同僚と争わなければならないため、チームワークへ悪影響が生じる可能性があることもデメリットです。
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