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オーセンティックリーダーシップとは?5つの特性や習得の流れを解説
オーセンティックリーダーシップという言葉をご存知ですか。部下の上に立つ立場としてオーセンティックリーダーシップに注目しているけれど、その内容について詳しく知らないという方も多いかと思います。
この記事では、オーセンティックリーダーシップの概要や求められる理由、必要な5つの特性、習得の流れについて解説します。
目次
オーセンティックリーダーシップとは、自分自身の価値観を理解した上で自分らしさを発揮するリーダーシップのこと
オーセンティックリーダーシップとは、自分の強みや弱み、価値観を理解して自分らしさを発揮するリーダーシップのことを指します。ハーバードビジネススクールの教授であるビル・ジョージ氏が提唱者の一人であり、「オーセンティック」は日本語で「本物の、確実な、真正の」を意味します。
オーセンティックリーダーシップでは自分自身の考えを持っていることが重要です。近年、リーダーに必要な新たな要素として注目されています。
オーセンティックリーダーシップが求められる理由
近年、リーダーに求められる性質が変わったことがオーセンティックリーダーシップが注目されている理由として挙げられます。従来は強い権力やパワー、才能を持ったリーダーが重視されていました。しかし現在では、知識やしっかりとした価値観を持ち、1人1人が主体的に行動できる活発な組織を作り上げるリーダーが必要とされる傾向があります。
オーセンティックリーダーシップがもたらす効果
オーセンティックリーダーシップが組織にもたらす効果として、まず従業員とよい関係を築けることが挙げられます。オーセンティックリーダーシップを持つリーダーは、従業員からの信頼を得られるため、よりよい関係構築につながります。
また、オーセンティックリーダーシップは従業員のモチベーションを向上させることもできます。信頼できるリーダーの下で働いている従業員は、高いモチベーションを持って仕事に取り組めます。また、組織内のモチベーションが高くなれば、建設的なコミュニケーションを取ることができ、活発な議論を行えるようになります。
オーセンティックリーダーシップに必要な5つの特性
オーセンティックリーダーシップの提唱者の1人であるビル・ジョージ氏は、オーセンティックリーダーシップには以下の5つの特性があると示しました。
- 自身の目的を理解している
自身の目的を明確に理解しており、モチベーションを高く維持できるような夢や目標を持っていることを指します。 - 自身の価値観や倫理観に基づいて行動している
自身の価値観や倫理観をしっかりと理解しており、全体のモチベーションを高められるようなぶれない価値観に基づいた行動ができることを指します。 - 真心を込めて部下をリードできる
部下からの信頼を得られるように、自身が誠意ある姿勢を見せてリードできることを指します。 - 良好な人間関係を築ける
周囲の人々と良好な関係を築き、活気ある環境を作り上げられることを指します。 - 自身を律せる
自身を律することができ、常に学ぶ姿勢を持っていることを指します。
オーセンティックリーダーシップを習得する流れ
1. 自身の強み・弱みを理解する
オーセンティックリーダーシップを習得するためには、まず自身の強み・弱みを把握します。また、周囲からどのような評価を受けているのか、自分は何に対して情熱を持っているのか、といったことも客観的に捉えて理解しましょう。
2. 自身の倫理観を理解する
次に、オーセンティックリーダーシップの軸となる自身の倫理観を理解しましょう。倫理観を理解し明確にすることで、自分らしい行動ができるようになり、オーセンティックリーダーシップが発揮されます。
3. 組織内で透明性のある関係を維持する
オーセンティックリーダーシップで必要な自分らしさを発揮するために、組織内で透明性のある関係を維持します。組織内でのコミュニケーションを活発に行い情報共有することで、上司、部下関係なく公平に意見を伝えられるようにしましょう。
4. 自身の行動を振り返る
最後に、オーセンティックリーダーシップが発揮できていたかどうか、自身の行動を振り返りましょう。自身の価値観や倫理観に合った行動ができているかなどを確認し、必要に応じて修正することが大切です。
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