この記事は 2 分で読めます
コンフォートゾーンとは?抜け出して成長するためのポイントを紹介
「コンフォートゾーン」という言葉をご存知ですか?これは、人の周りに存在する心理的な安全領域のことです。人や組織の成長には、コンフォートゾーンを抜け出す必要があると言われています。
今回は、コンフォートゾーンの意味やコンフォートゾーンの外側にある「ラーニングゾーン」と「パニックゾーン」、抜け出すためのポイントを紹介します。
目次
コンフォートゾーンとは、ストレスや不安がない心理的な安全領域のこと
コンフォートゾーン(Comfort zone)とは、ストレスや不安がない心理的な安全領域のことです。元GEのノエル・ティシー氏によって整理されました。コンフォートゾーンは、快適で落ち着いた精神状態でいられる空間なため、コンフォートゾーンの外に出ると不安や不快感を感じます。
一方で、コンフォートゾーンに居続けてしまうと、人間は成長しないと言われています。コンフォートゾーンの具体的な例には、慣れ親しんだ友人や家族と毎日の行動をしているときや、自分の部屋の中などいつもの空間にいるときなどが挙げられます。
コンフォートゾーンの外側には、ラーニングゾーンとパニックゾーンがある
ラーニングゾーン
コンフォートゾーンの外側には、ラーニングゾーン(Learning zone)と呼ばれる領域があります。ストレッチゾーンとも呼ばれます。ラーニングゾーンは、居心地のよいコンフォートゾーンを抜け出し、自分の能力を超える未知の体験をすることで、不安やストレスを感じる状態を指します。具体的には、知らない人と会うときや知らない場所に行くとき、仕事で新しいプロジェクトを任されたときに感じる不安やストレスがラーニングゾーンに当てはまります。
ラーニングゾーンを居心地のよいコンフォートゾーンに変えるために意識的に努力や行動をすることで、人間は成長します。ビジネスにおいては、普段勤務している職場を離れて、いつもと異なる業界や業種、地域や環境に身を置き体験することで人材の成長を図る「越境学習」が導入されています。
パニックゾーン
ラーニングゾーンの外側にはパニックゾーン(Panic zone)があります。パニックゾーンでは、今まで培ってきた能力が通用せず、何が起きているのか把握できなくなります。自分でコントロールできない領域なため、ストレスや恐怖を感じてしまい精神的にも肉体的にも追い込まれた状態です。
組織や人が成長するためには、コンフォートゾーンを抜け出さなければならない
組織や人が成長するためには、コンフォートゾーンを抜け出しラーニングゾーンに行き着かなければなりません。しかし、ラーニングゾーンを越えてパニックゾーンまで飛び出してしまうと、必要以上に負荷がかかってしまい過度にストレスや恐怖を感じて成長につなげられません。
コンフォートゾーンとラーニングゾーンを行き来しながら、ラーニングゾーンに居る時間を増やすことで最終的にはコンフォートゾーンを広げましょう。ラーニングゾーンを広げていくことで、自身の能力以上の課題にも対応できるようになります。さらに、パニックゾーンがラーニングゾーンへ変化し人や組織の成長につながります。
コンフォートゾーンを抜け出すためのポイント
自分がコンフォートゾーンにいることを理解する
コンフォートゾーンを抜け出すには、まず自分自身がコンフォートゾーンにいることを相対的な比較によって理解しなくてはなりません。具体的には、自分が目指している姿と過去の自分、他者と現在の自分を比較することで、自分がどのゾーンに居るのかを理解します。
新しい目標を立て挑戦する
コンフォートゾーンを抜け出すためには、新しい目標を立て挑戦することがポイントです。自分が目指している姿に近づくには、どのように考え行動するべきなのかを具体的に想像してみましょう。そうすることで、行動範囲が広がり新しい行動にも勇気を持ってチャレンジできます。
途中で失敗しても諦めない気持ちを持つ
コンフォートゾーンを抜け出そうと行動をしたら、途中で失敗しても諦めない気持ちを持つことも大切です。自分が持つ能力以上のことに挑戦しているときには、学習途中であるため失敗はつきものです。1度や2度の失敗は仕方ないと考え、失敗を振り返り改善策を考えることが成長につながります。
今さら聞けない、営業マネージャーが知っておくべきKPI・KGI
無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。