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ハイブリッドワークとは|メリット・デメリットや成功のポイントを紹介
「ハイブリッドワーク」という働き方をご存知ですか?テレワークの普及に伴い、ハイブリッドワークが新しい働き方として注目されています。
この記事では、ハイブリッドワークのメリット・デメリットや、成功させるためのポイントを紹介します。
目次
ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方のこと
ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方のことを指します。ハイブリッドワークは、オフィスワークとテレワークのどちらかだけに絞るのではなく、「個人が働く場所を自由に選択できるように」という考えから浸透していきました。
ハイブリッドワークの例として、「週2回はオフィスに出社し、3日は在宅で勤務する」などの働き方があります。また、「介護や育児などの状況に応じてオフィスワークとテレワークを切り替える」「希望者のみテレワークを実施し、それ以外の社員はオフィスワークを行なう」といった働き方もハイブリッドワークに含まれます。
ハイブリッドワークのメリット
個人や仕事内容に応じた多様な働き方が実現できる
ハイブリッドワークのメリットとして、個人や仕事内容に応じた多様な働き方が実現できることが挙げられます。ハイブリッドワークを取り入れている企業では、それぞれが自分の状況や業務内容に合わせて自主的に働く場所を選択できます。これにより多様な働き方を実現できるため、社員の満足度向上にもつながるでしょう。
「この業務はオフィスで他の社員の意見を聞きながら進めたい」「あの作業は自宅で集中して取り組みたい」など、自分の担当業務に合わせて働く場所を変えることも可能です。
優秀な人材に巡り合える機会が増える
ハイブリッドワークを取り入れている企業は、毎日出社をする前提の採用活動を行なわないため、自分や家庭の状況に合った働き方を望む人でも入社を希望する余地があると言えます。居住地などに依存しない採用を実施できるため、採用対象が増え、優秀な人材や自社に適した人材に巡り合える可能性が高まります。
企業として多様な働き方を尊重する風土であれば、このような人材が入社した後も長く働ける環境が整備されているため、長い目で見ても企業にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
オフィススペースを有効活用できる
ハイブリッドワークを取り入れている企業では、社員全員分のデスクと椅子を用意する必要がなく、その分オフィススペースを有効に活用できます。例えば、メリハリのある働き方を推奨するために休憩スペースや集中スペースを設けたり、オンラインの商談を静かに実施するための個室を設けたりといった方法があります。
ハイブリッドワークのデメリット
社員間のコミュニケーションが取りづらくなる
ハイブリッドワークには、メリットだけでなくデメリットも存在します。多くの人が懸念するのは、社員間のコミュニケーションが従来と比較して少なくなることです。オフィスで行なっていた業務上の相談や、ちょっとした雑談を減らさないためにはどのように対応するべきかを検討する必要があります。
社員の勤怠管理が難しい
ハイブリッドワークを取り入れている企業では、社員によって働く場所が異なるため、勤怠管理が難しいという問題が発生します。これを解消するためには、勤怠管理ツールや、他の社員が今何をしているかを見える化するグループウェアの導入が効果的です。テレワーカーとオフィスワーカー、どちらの勤怠もスムーズに管理できるツールを取り入れるとよいでしょう。
緊急の業務が発生した場合の対応が難しい
ハイブリッドワークを取り入れている企業では、緊急の業務が発生した場合の対応が難しいことがあります。これは、「プロジェクトの担当社員がテレワーク中でオフィスにいない」という状況から発生しやすい問題です。オンライン会議やチャットツールを活用するなど、テレワークで対応できるように企業全体でルールを定め、社内に浸透させることが重要でしょう。
評価制度に不公平が生じる可能性がある
管理職にとっては、テレワークの社員はオフィスワークの社員と比べて評価しにくいという問題もあるでしょう。普段からの働きが目に見えにくいテレワーカーよりも、オフィスワーカーの方が高い評価を受けやすいという状況が生まれれば、ハイブリッドワーク自体が形骸化するリスクもあります。
これを解消するためには、テレワーカーの働きや進捗状況を確認しやすい仕組みを作ることが大切です。ツールの導入などを通して、オフィスワーカーと遜色ない評価がつけられるよう整備しましょう。
ハイブリッドワークを成功させるためのポイント
社員目線で環境・ルールを整備する
ハイブリッドワークについてルールを決める際には、実際に働いている社員の目線に立って整備していく必要があります。このとき、「週に2回は必ず出勤する」など細かすぎるルールを設定してしまうと、ハイブリッドワークのよさを活かしきれなくなるリスクがあるため、注意しましょう。全体のルールに関しては細かいことは決めず、部署ごとに業務内容に応じたルールを設定できるような仕組み作りが重要です。
セキュリティ対策を徹底する
テレワークを実施する社員は、自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースなど、社外の人も多く利用する場所で業務を行なうことも珍しくないでしょう。このような状況において、セキュリティの意識を向上させることは必要不可欠であると言えます。
また、カフェや図書館のフリーWi-Fiはセキュリティ強度の低いものも存在するため、このようなネットワークの利用についてもあらかじめルールを決めておくことが重要です。
コミュニケーションを取れる仕組みを強化する
テレワーク、オフィスワークにかかわらず、社員同士で気軽にコミュニケーションを取れる仕組みを構築することも重要です。具体的には、情報交換や相談、雑談などが気軽にできるコミュニケーションツールを導入したり、毎週決まった曜日に定例ミーティングを開催するなどの方法が挙げられます。社員間のコミュニケーションが活発になれば、業務上のやり取りがスムーズに行なえるようになり、組織としての業務効率も向上するでしょう。
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