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指示待ち人間とは|特徴や陥る原因、改善方法を紹介します
皆さんは、指示待ち人間の特徴や陥る原因をご存知ですか?組織において指示待ち人間を減らすことができれば、組織全体の生産性の向上が見込めます。
この記事では、指示待ち人間の特徴や陥る原因、改善方法を紹介します。
目次
指示待ち人間とは、仕事において自分で考えて行動できない人のこと
指示待ち人間とは、上司からの指示がなければ動けない、自分で考えて行動できない人のことを言います。指示通りの業務はこなせても、自発的に働けなければ組織への貢献度は低くなってしまいます。また、自分の意見を発言することを躊躇しており、積極性が失われている状態も指示待ち人間と言えるでしょう。
指示待ち人間の特徴
指示待ち人間の特徴としては、以下のような人が挙げられます。
- 主体性が低い
自ら行動することはなく、他人から指示されないと行動しない人 - 失敗を怖がっている
過去に失敗した経験がトラウマになっており、失敗したくないため主体的に行動できない人 - 自分の考えを伝えられない
自身の考えを否定されてきたため、自信を持てず発言できない人 - 仕事にやりがいを感じていない
主体的に取り組めないため、仕事にやりがいを感じられない人
指示待ち人間が組織に与える影響
組織の生産性を低下させる
指示待ち人間が組織にいると、全体の生産性を低下させてしまいます。指示待ち人間が主体的に仕事を行わない仕事が溜まってきてしまい、他の社員が肩代わりすることになります。そして、他の社員の負担が大きくなり、全体の生産性が低下します。生産性の低下は業績の悪化に大きく影響するため、指示待ち人間を放置せず改善しましょう。
周りのモチベーションを下げる
指示待ち人間の存在によって、他の社員のモチベーションを下げてしまいます。主体的に働いている社員と同じ給料を指示待ち人間がもらっている場合、他の社員は「どれだけ努力しても同じ給料なのはおかしい」と不満に思うでしょう。
「指示待ち人間のように働いても同じ給料がもらえるなら」と考え、手を抜いて仕事を行う社員も出てきてしまいます。指示待ち人間を放置すれば、周りのモチベーションが下がり生産性の低下につながるので対処するようにしましょう。
指示待ち人間が生まれてしまう原因
選択する機会が少ない環境に置かれていたため
これまでの人生で両親や周囲の人達から「こうしなさい」「こうすべき」と何事にも指示を受けてきた人は、選択する機会が与えられてこなかったため、取るべき行動を自分で考える習慣がありません。このような環境に身をおいてきた人は、企業においても指示待ち人間になってしまいます。
上司が高圧的であったため
これまでの上司の教育方法が高圧的であったため、指示待ち人間になってしまう場合があります。上司が社員に対して少しの失敗であっても怒鳴り、何でも指示してしまうような高圧的な態度をとっていた場合、社員は萎縮してしまいます。
そして、自分の行動に自信をなくし、上司の指示通りに動くことが最適だと考えてしまいます。このように高圧的な上司だった場合、指示待ち人間が生まれてしまいます。
指示待ち人間から脱却させる方法
仕事の意義を考えさせる
この仕事を行う意味や仕事が社会に与える影響を社員全員で話し合い、仕事の意義を考えさせることが効果的です。なぜなら、仕事の意義を失っていると仕事にやりがいを感じられず、指示待ち人間に陥りやすくなるためです。仕事の意義を感じながら働ければ、当事者意識を持つことができ、主体的に仕事をしやすくなります。
思ったことや考えたことを引き出させる
社員の思いや考えを否定せず、積極的に聞くようにしましょう。自分の言動に意味がないと思っている場合に指示待ち人間に陥りやすいため、発言しても良いと思わせることが重要です。また、発言した時に褒めると効果的です。主体的に考え、発言する習慣をつけさせ、指示待ち人間から脱却させましょう。
適性のある仕事を割り振る
社員の適性にあった仕事を割り振り、仕事に対するモチベーションを向上させましょう。適性のない仕事を割り振った場合、度重なる失敗などで仕事に対するモチベーションは低下してしまいます。1on1ミーティングを開き、社員一人一人の仕事の満足度や得意分野を聞き出します。それらの情報をもとに適性のある仕事を割り振り、主体的に仕事をしてもらいましょう。
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