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リモートワークで生じるマネジメントの4つの課題とは|解決策も紹介

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最近ではリモートワークで勤務する方も増えた中で、オフィスでの勤務とは異なるためマネジメントに苦労している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、リモートワークで生じるマネジメントの課題や、それに対する解決策を紹介します。

リモートワークで生じるマネジメントの4つの課題

①社内のコミュニケーションの減少

従業員が基本的にオンライン環境下でのやり取りを行うため、テキストでのコミュニケーションが主となるほか、オフィスで勤務している際のちょっとした雑談などがなくなるため、リモートワーク環境下では組織内のコミュニケーションが減少してしまいます。

また、対面で勤務している際は相手の表情や仕草が確認できましたが、リモートワークではそれが難しくなったのも、コミュニケーションが減少する要因になっています。

②組織内のビジョンの共有不足

業務を円滑に行うためにはコミュニケーションがもちろん必要ですが、組織のメンバーが同じ目的意識を持って業務に取り組むことも大切です。メンバーの目的意識を合わせるものに、組織の「ビジョン」があります。ビジョンとは企業や組織が事業を通じて実現したいことや、将来の理想像といったものを表します。

ビジョンは上司から共有される場合がほとんどですが、リモートワークの環境下ではコミュニケーションが減少してしまうため、組織のビジョンが十分に共有されないといったことも発生します。

③業務の進捗の把握が難しい

リモートワーク環境下では、上司が部下の業務の進捗管理を行うのが難しいという課題が生じます。オフィスであればメンバーが休憩しているタイミングなどを把握できますが、リモートワークではメンバーが各々のタイミングで休憩するため、進捗管理が難しくなります。

④人事評価・労務管理が難しい

働く姿を直接見ることができないため、メンバーの勤務中の態度や目標の達成度といったものを評価しにくくなります。また、仕事の成果に対するプロセスを把握することも難しいため、人事評価を行う際の評価材料が少なくなり、適正な人事評価を行えない可能性が生じます。

また、在宅で勤務を行う場合には仕事の終わるタイミングを見失ったり、勤務中と勤務外の区別がつきにくくなり、勤務時間が伸びてしまうといった問題が生じるため、労務時間の管理が難しいという課題も生じます。

それぞれの課題に対する解決策

①コミュニケーションツールを導入し、こまめなコミュニケーションを行う

コミュニケーション不足に対する解決策として、コミュニケーションツールを導入し、こまめにコミュニケーションを取ることが挙げられます。

社内でチャットツールを導入し、業務連絡以外のちょっとした雑談といったコミュニケーションを意図的にとるようにしたり、就業開始時などにちょっとした小話をする場を設けたりすることで、こまめなコミュニケーションを心がけましょう。

②組織のビジョンを積極的に共有し、メンバーの視点の統一を図る

組織内のビジョンの共有不足に対しては、ビジョンを積極的に共有し、メンバーの視点の統一を図ることが大切です。ビジョンを共有する際には、ただ共有して終わるのではなく、メンバーが納得できるまで十分に伝えることがおすすめです。

③業務の進捗や内容を可視化する

リモートワークでは互いの働く様子が見えず、業務の進捗管理が難しいため、業務の進捗や現在取り組んでいる業務内容を可視化して、他のメンバーが把握できるようにすることが大切です。

可視化を通じて、部下の業務の進捗が悪かった場合に抱える課題をチェックできたり、フォローに入ることができます。また、可視化することで業務内容が把握できるため、人事評価を行う際にも活用可能です。

④成果主義などリモートワークに対応した評価制度を導入する

社内での勤務を前提にした評価制度はリモートワークでの適用が難しいため、成果主義といったリモートワークに対応した評価制度を導入することも解決策の一つです。特に、勤務態度といった項目の評価ができないため、プロセスではなく仕事の成果で評価することで、適正な評価の実施に繋がります。

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