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バックトラッキングとは?メリットやビジネスに活用するポイントを紹介

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バックトラッキングは会話の中で用いられるスキルで、ビジネスでのコミュニケーションに活用したいと考えている方もおられるかと思います。
この記事では、バックトラッキングの意味やメリット、ビジネスに活用する際のポイントを紹介します。

バックトラッキングとは、相手の言葉を繰り返しながら会話をすること

バックトラッキングとは、会話の中で相手の発した言葉を繰り返す会話方法のことです。日本語では「オウム返し」と呼ばれ、コミュニケーションを円滑に進めるために効果を発揮します。バックトラッキングは、話をよく聴いてもらえているという印象を相手に与え、信頼関係の構築に大きく関わるため、ビジネスにおいても重要であるとされています。

バックトラッキングを活用するメリット

相手の抵抗感を和らげ、本音を引き出せる

会話の中で抵抗感を感じてしまえば、相手は本音を話しにくくなってしまうおそれがあります。バックトラッキングによって相手にしっかり話を聴いて理解してもらえていると感じさせることで抵抗感を和らげられ、本音を引き出せます。

また、バックトラッキングは相手の発言を繰り返すため、相手に同意しているように感じさせ、肯定的な反応を与えられるというメリットもあります。肯定的に話を聴いてもらえることで、相手は安心感を抱きやすくなり、信頼関係の構築につながります。

会話の内容を整理できる

会話が長くなると、何が言いたかったのか分からなくなってしまう場合があります。そういうときにバックトラッキングを用いて話を聴くことで、相手は伝えたかった内容を整理でき、現状の把握がしやすくなります。また、会話の内容が整理されることで、新たな気づきへとつながる可能性も高まります。

バックトラッキングの方法

相手が話した事実を繰り返す

バックトラッキングには、相手が話した事実を繰り返すという方法があります。これは、単純に相手の発言した出来事を反復するバックトラッキングの基本的な方法です。具体的には、以下のように会話で用います。

相手
相手
今日の商談は順調に進められました。
自分
自分
商談が順調に進められたんですね。

相手の感情を繰り返す

相手が言葉にした感情を繰り返すこともバックトラッキングの方法の1つです。「嬉しかった」「悲しかった」などの感情を表す言葉を反復することを指します。感情を反復することで相手は自分の感情を理解してもらえていると感じるため、信頼関係の構築につながる可能性が高まります。具体的には、以下のように会話で用います。

相手
相手
今日は仕事がうまくいかず辛かったです。
自分
自分
そうなんですね。それは辛かったですね。

会話を要約して繰り返す

バックトラッキングには、会話の内容を要約して繰り返すという方法もあります。相手の発言からキーワードを抜き出して繰り返すことで、内容をまとめながら会話を進められます。また、相手は単に自分の話に相槌を打っているだけではなく、理解しながら聴いてくれていると感じられます。具体的には、以下のように会話で用います。

相手
相手
今日の商談のための準備は何日もかかり、とても大変でした。しかし、そのおかげでお客様の反応もよく、うまくいったので安心しました。
自分
自分
準備は大変だったようですが、商談はうまくいって安心ですね。

ビジネスにおいて効果的に活用する際のポイント

できる限り同じ言葉を繰り返すようにする

バックトラッキングでは、できる限り相手が使った言葉と同じ言葉を繰り返すことが大切です。ニュアンスが近いと思って別の言葉を繰り返しても、相手の伝えたい内容と異なってしまい、逆に信頼を失うおそれがあります。

過度にバックトラッキングを行わないようにする

バックトラッキングは会話の中で有効な手法ですが、過度に行わないように注意が必要です。商談などにおいて相手の言葉を繰り返しすぎると、話の内容を聴いてもらえていない、見下されていると感じるおそれがあります。

また、話の繰り返しばかりで会話も進まなくなります。適度な回数に収め、効果的にバックトラッキングを行いましょう。

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