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イノベーションマネジメントとは|実施するための4つのステップを紹介
イノベーションマネジメントとは何かご存知でしょうか。組織が継続的にイノベーションを起こし、さらに成功し続けるためにはイノベーションマネジメントが欠かせません。
今回は、イノベーションマネジメントについて、2種類のアプローチと実践ステップやポイントを紹介します。
目次
イノベーションマネジメントとは、継続的にイノベーションを創出し成功し続けるための状況を用意する活動のこと
イノベーションマネジメントとは、組織が継続してイノベーションを創出し、成功し続けるために最適な状況を作り出すマネジメント手法です。近年、イノベーションは唐突に起こるのではなく、適切な戦略・プロセスを立てて実行することで能動的に起こせるものであると考えられています。
イノベーションマネジメントでは、イノベーションを起こすためのプロセス管理といった仕組みを整備することや、イノベーションを起こそうとするチームを支援することで、イノベーションを容易に起こせる状況を作ります。
イノベーションマネジメントが注目される背景
昨今、少子高齢化に伴い労働人口が減少するとともに、SNSなどの技術発展により消費者ニーズが急速に変化する世の中にあります。VUCAの時代と呼ばれる社会で消費者ニーズを満たし競合との差別化を図るためには、属人化せず組織として新しいアイデアを出し続け、それを成功させることが欠かせません。
そこで、イノベーションに成功するとともに、再現性を高めイノベーションを起こし続ける状況を作るためのイノベーションマネジメントが注目されるようになりました。
イノベーションマネジメントの2種類のアプローチ
仕組みの整備
イノベーションマネジメントのアプローチ手法の1つ目は、イノベーションを起こすための仕組みの整備です。イノベーションを推進する組織を構成し、プロセスの進捗管理や改善を行います。組織を統制することで、闇雲なものではなく再現性の高いイノベーションを推進できます。
実行チームの支援
イノベーションマネジメントのアプローチ手法の2つ目は、イノベーションを遂行しているチームの支援です。自社内にイノベーションを遂行するために必要なツールやノウハウがなければ、外部に委託するなどして、チームが全力でイノベーションを遂行できるよう支援しましょう。
イノベーションマネジメントを行う4つのステップ
1. 全体像を設計する
まず、イノベーションを起こす目的を決め、目的を達成するためのプロセスを洗い出して全体像を設計します。最初に全体像を設計することで、無駄なプロセスを実行する時間やコストを削減できます。
組織内でどのようなイノベーションが必要であるかを関係者全員と協議し、目的とともに定量的な目標も設定しましょう。
2. 戦略を策定する
イノベーションの目的や方向性、規模感が決まれば、それを実現するための戦略を練ります。このとき、企業のビジョンやミッション、経営戦略に加え、現場で働く社員の働き方も踏まえて戦略を策定しましょう。
同時に、想定される困難や組織内での課題も洗い出し、どのように乗り越えるべきか協議するとよいでしょう。
3. 要素を設計する
続いて、戦略を実行するために必要な要素を設計・検討します。ここでの要素とは、ノウハウやスキル、ツールや予算といった資本に加え、行動指針やガバナンス、評価方式などの組織の仕組みも含まれます。
組織が不自由なくイノベーションを起こせるよう、適切な支援・指導を行いましょう。
4. 実行し検証する
イノベーションの目的・戦略・要素を設計した後は、実際に行動に移します。このとき、戦略通りにプロセスを進められているか、新しい課題が生じていないか、生じていればなぜ気づけなかったのか、といった検証を行いPDCAサイクルを回しましょう。
そして、イノベーションを起こし続けるためにも、これら4つのステップを継続することが非常に重要です。
イノベーションマネジメントのポイント
継続して文化を醸成する
イノベーションマネジメントが定着するまでは、イノベーションを起こしても上手くいかないことが多々あります。しかし、数度の失敗で諦めず、繰り返し挑戦してイノベーションを起こせる文化を醸成しましょう。
風通しのよい組織を作る
イノベーションを起こすためには、画期的なアイデアを多数挙げる必要があります。若手だからこそ自社の強みといった枠組みから外れたアイデアを考えられることもあるでしょう。組織の人間全員がアイデアを出し惜しみせず、意見を交換し合える環境を整え、イノベーションのきっかけを掴みましょう。
まずはこれだけ。新規開拓営業を始める時の心得
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