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ビジネスモデルの成功事例を紹介|4つの要素や代表的な例も解説
起業を成功させるためにはビジネスモデルの設計が重要ですが、必要になったときに、すぐに具体的な案を考えるのは難しいかもしれません。
今回はビジネスモデルの4つの要素や代表的な例を紹介します。
目次
ビジネスモデルとは利益を生み出す仕組みのこと
ビジネスモデルとは、企業が価値を創造し、それを顧客に提供して利益を生み出す仕組みのことを指します。ビジネスモデルは経営や事業に大きな影響を与えるため、多くの企業がその設計に力を入れています。
ビジネスモデルの4つの要素
ビジネスモデルは以下の4つの要素で構成されます。
- Who(誰が)
顧客となるターゲットを誰にするのか - What(何を)
顧客に対して何を提供するのか - How(どのように)
どのように顧客に価値を提供するのか - Why(なぜ)
なぜ利益を生み出せるのか
これらの要素が全て揃っていれば必ず成功するというわけではありませんが、どれか一つでも欠けてしまうと、長期的な発展が望めない不完全なビジネスモデルになってしまいます。そのため、ビジネスモデルを考える際はこの要素を意識しましょう。
代表的なビジネスモデル
販売モデル
販売モデルは、商品やサービスを生み出し販売することで利益を得る仕組みです。農家や飲食店、自社で生産・販売するメーカー、自社制作のソフトを販売するソフトウェア会社などが該当します。
小売モデル
小売モデルは、外から仕入れた商品を販売することで利益を得る仕組みです。コンビニエンスストアや百貨店、通販サイトなどが該当します。
広告モデル
広告モデルは、マスメディアやWeb上に広告を掲載し、広告料を利益として得る仕組みです。新聞やインターネットメディア、アフィリエイトなどが該当します。また、近年話題となっているYoutuberも広告モデルに含まれます。
サブスクリプションモデル
サブスクリプションモデルは、商品やサービスの利用権を一定期間定額で提供して利益を得る仕組みです。動画ストリーミングサービスや音楽ストリーミングサービスなどが該当します。
従量課金モデル
従量課金モデルは、商品やサービスを提供した分だけ利益を得る仕組みです。電気やガス、通信端末の通信量などの商品や漫画喫茶、コインパーキングなどのサービスを提供する事業が該当します。
レンタルモデル
レンタルモデルは、商品を貸し出して利益を得る仕組みです。サブスクリプションモデルと似ていますが、サブスクリプションモデルは「ある期間で商品やサービスを利用すること」に料金が発生するのに対し、レンタルモデルは「ある期間で商品やサービスを借りること」に料金が発生します。レンタルDVDやレンタカーが該当します。
ライセンスモデル
ライセンスモデルは、生み出したキャラクターなどを使用する権利を提供して利益を得る仕組みです。代表的な例にハローキティやミッキーマウスなどがあります。
コレクションモデル
コレクションモデルは、商品を部分ごとに販売し、顧客がコンプリートするように仕向けることで継続的に利益を得る仕組みです。デアゴスティーニやLEGOなどが該当します。
消耗品モデル
消耗品モデルは、定期的に買い替えが必要な消耗品を販売することで継続的に利益を得る仕組みです。プリンターのインクや車のタイヤなどを販売する事業が該当します。
マッチングモデル
マッチングモデルは、需要と供給が一致している者同士をマッチングさせることで利益を得る仕組みです。家を買いたい人と売りたい人をマッチングさせる不動産業や、就職したい人と人材が欲しい企業をマッチングさせる人材紹介業などが該当します。
ビジネスモデルの成功事例
ウォーターサーバー事業
ウォーターサーバー事業は消耗品モデルのビジネスモデルの中で、典型的な成功事例です。ウォーターサーバーの本体を安価で提供し、専用容器に入った水を継続的に販売することで利益を得ています。恒常的に利益を得ることができるため、安定して業績を伸ばせます。
Amazonプライム
Amazonプライムはサブスクリプションモデルの成功事例です。AmazonプライムはECサイトの送料無料に加え、動画や音楽などのストリーミングサービスも提供することでユーザーの満足度を高めています。また、これらのサービスを月額600円と安価で利用できることも特徴の一つです。
Googleは広告モデルの成功事例です。Googleは検索エンジンを提供する会社であり、その検索エンジン内に広告枠を設けることで利益を得ています。利便性の向上がユーザーを増やすことにつながり、それが最終的に利益につながる仕組みを構築しました。
メルカリ
メルカリはマッチングモデルの成功事例です。メルカリは不要なものを売りたい人と、それを買いたい人をマッチングさせるサービスです。出品自体には費用がかからず、取引が成立した際に手数料が引かれる仕組みのため、誰でも手軽に利用でき、その手軽さから利用者が増えています。
俺のフレンチ
俺のフレンチは物販モデルの成功事例です。本来高級でゆっくりと楽しまれるフレンチを、立ち食いで安く提供することで「手軽に安くおいしいフレンチを食べたい」層にリーチしました。また、立ち食いにすることで客の回転率を上げ、客一人当たりに必要な店舗面積を小さくし、利益を上げています。
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