インタラクティブという言葉を聞いたことはありますか?ビジネスで耳にすることがある単語ですが、聞いたことはあるけれど詳しい意味は分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回はビジネスで使われるインタラクティブの概要やビジネスで取り入れられているシーンも紹介します。
目次
ビジネスにおいてインタラクティブとは、双方向のやりとりを意味する用語
ビジネスにおいてインタラクティブとは、双方向のやりとりを意味する用語です。相互作用を意味する英語の「interactive」に由来します。近年、コンテンツを一方的に提供する時代から、双方向のアプローチが必要な時代に変わりつつあります。
例えば、講義や演説では、話者が一方的に情報を伝えるためインタラクティブではありません。一方、会議やミーティングでは、参加者が互いに情報を共有し合うためインタラクティブであると言えます。
インタラクティブの類義語
インタラクティブと同様に使われる類義語もあわせて覚えることで、インタラクティブの概念をより深く理解できます。
- 双方向性
どちらか一方ではなく、それぞれの方向に向き合うことを意味します。インタラクティブの類義語として一番近い単語であり、インタラクティブを言い換える際に適しています。 - 参加型
インタラクティブという言葉の核心を表現しています。ユーザーや消費者が参加する形をとる動画や広告を「インタラクティブ動画」や「インタラクティブ広告」と表現することもありますが、「参加型」と表現した方が理解しやすい場合もあります。 - 対話
向かい合って互いに話すことを意味します。インタラクティブスタディのように、対話によって双方向からのやり取りを行う場合もあるため、こちらもインタラクティブの類義語と言えるでしょう。
インタラクティブの対義語
インタラクティブと反対の意味を持つ対義語もあわせて紹介します。
- 一方通行
一方からの伝達が行われて、その逆が行われないことを意味します。まさにインタラクティブの反対の意味を持ちます。 - 一方的
相手のことを考えずに、自分だけの都合でものごとを行うことを意味します。
インタラクティブの概念が取り入れられているシーン
IT業界
ユーザーの入力に対して即座に反応するソフトウェアや、ユーザーの入力した内容に応じて異なる動作をするソフトウェアなどを、インタラクティブソフトウェアと表すことがあります。また、ソフトウェアのほか、ハードウェアやシステムなどにおいても、ユーザーの動きに反応するものであればインタラクティブと表現されます。
広告業界
従来の広告は一方的に情報を伝えるものがほとんどでしたが、近年はインタラクティブな広告も増えてきています。インタラクティブ広告とは、広告を見るだけではなく、ユーザーが能動的に体験できる広告です。ユーザーが実際に体験することによって、広告の内容をより深く理解し、興味関心を引きやすくなります。また、ユーザーが理解を深めた上で利用するため、定着率が高くなる傾向にあります。
ゲーム業界
ゲーム業界においてもインタラクティブの概念は取り入れられています。ユーザーの操作に応じて、表示される内容やストーリーの進行などの処理が変わる、インタラクティブゲームが開発されています。英語や漢字などの教育に用いられるボードゲームもインタラクティブゲームとして有名です。
動画配信業界
動画配信業界でもインタラクティブの概念が活用されています。インタラクティブ動画という、ユーザーのタップやクリックに応じて、追加の情報を表示したり、ストーリーが分岐したりする、触れる動画が提供されています。2020年の5G導入により、ファイル容量が大きい動画も快適に視聴できるようになったことから注目されるようになりました。
インタラクティブ動画について紹介している記事もありますので、合わせてご覧ください。
マーケティング
マーケティングには、顧客との対話を重視するインタラクティブマーケティングという手法があります。企業が一方的に広告宣伝活動をするのではなく、電話やインターネットを活用して、顧客の動向や反応を把握することで、顧客のニーズを満たす開発や販売につなげられます。
社内会議
一方的に情報が伝えられる会議は有意義なものとは言えないでしょう。社内会議においても、参加者が活発に議論するインタラクティブな会議が重要です。リモートでも顔を見てやり取りできるビデオ通話など、インタラクティブな会議を実現するためのビジネスツールもあります。
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