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【文例付き】ビジネスメールで体調を気遣う際のフレーズや注意点を紹介
ビジネスのコミュニケーションにおいて相手の健康状態を気遣うことは、信頼関係を築く上で重要です。
今回は、ビジネスメールで相手の体調を気遣う場面やフレーズ、メールの文例と返信例を紹介します。
目次
ビジネスメールで相手の体調を気遣う場面
相手が体調不良の場合
相手の身体に不調がある際、ビジネスメールで健康を気遣いましょう。特に以下のような状況で、配慮を示すことが求められます。
- 体調不良の理由が明確に伝わっている場合
- 仕事の遅れやキャンセルが体調不良に関連している場合
- 仕事の効率や品質に影響が出る可能性がある場合
季節の変わり目
季節の変わり目は、体調不良の原因となるウイルスやアレルギーの影響が顕著になる時期です。この時期には、体調を崩しやすいため気遣いや配慮が必要です。
- 季節の変わり目で寒暖差が激しい時期
- 花粉症や風邪が流行する時期
相手の体調を気遣うフレーズ
ご自愛ください
「ご自愛ください」は目上の人や同等の立場の人、目下の人にも使える相手の体調に気を遣うフレーズです。時候の言葉に続けるか、メールの結びに使うのが一般的です。目上の人に対しては「どうぞ」や「くれぐれも」「何卒」などの言葉を添えるとより丁寧な表現になります。
ただし、「自愛」には自分の心身を大切にする意味が含まれているため、「お体ご自愛ください」とすると二重表現になりますので使用は控えましょう。また、すでに体調を崩している人には使わない方が良いフレーズです。
【例文】
- 明日も厳しい寒さになると思いますが、どうぞご自愛ください
- お忙しい毎日が続きますので、何卒ご自愛ください
お大事になさってください
「お大事になさってください」は、病気や怪我をした人、相手の家族に対する配慮のフレーズです。上司や目上の人など敬意を表す場面ではそのまま使用し、同僚や部下には「お大事にしてください」や「お大事に」と簡略化して伝えましょう。
【例文】
- ご体調が優れないようなので、お大事になさってください
- ご家族の体調が心配です。お大事になさってください
- 体調不良で欠席される旨、承知しました。無理をせずお大事にしてください
お見舞い申し上げます
「お見舞い申し上げます」は、病気や怪我だけでなく事故や災害に遭った人にも使える相手を慰めるためのフレーズです。立場や年齢を気にする必要はありません。具体的な理由を添えて相手への気遣いを示しましょう。
【例文】
- ご家族が体調を崩されたとお伺いしました。心からお見舞い申し上げます。
- 集中豪雨の被害を知り、心よりお見舞い申し上げます。
お体に気をつけてお過ごしください
「お体に気を付けてお過ごしください」という表現は相手の体調を気遣うフレーズであり、目上や目下に関わらず幅広く使われています。結びの挨拶や相手への配慮を示す際に利用されます。相手が体調不良の場合に「体に気を付けて」と伝えると失礼になりますので避けましょう。
「お気を付けください」というフレーズも一般的に見られますが、このときは「て」は不要で「お気を付けください」が適切です。また「身体」と「体」はほぼ同じ意味ですが「体」の方が一般的です。
【例文】
- 今日は大変お疲れ様でした。明日も忙しいかと思いますが、お体に気を付けてお過ごしください
養生なさってください
「養生なさってください」というフレーズは相手を焦らせない心遣いの言葉として使用されます。体調を崩してしまった際には、周囲に迷惑をかけないよう焦りや申し訳ない気持ちになりがちです。そのような相手を焦らせない心遣いの言葉として使われます。
【例文】
- お仕事のことは気せず養生なさってください
ビジネスメールで相手の体調を気遣う際の注意点
忌み言葉は使用しない
ビジネスメールで相手の体調を気遣う際には、忌み言葉を避けることが大切です。「忌み言葉」は不幸なイメージを連想させるおそれがあります。特に、痛みや苦しみ、終わり、消滅、繰り返しを連想させる言葉は使わないようにしましょう。体調を気遣うメールでは、相手が不快にならないよう、忌み言葉を避け言い換えるなどの配慮が必要です。
相手にプレッシャーを与えない文面にする
相手にプレッシャーを与えないように心がけることが大切です。具体的な症状や病名を尋ねたり、復帰を急かしたりするフレーズは避け、相手が療養や治療に専念できるようにしましょう。
具体的には、「治療に専念して順調にご回復されることをお祈りしています」や「十分な休養の後、お元気な姿を拝見できることを楽しみにしています」などの気遣うフレーズを使いましょう。また、「返信の必要はありません」「ご返信不要です」など返信不要が伝わる気遣いのフレーズを入れると良いでしょう。
【相手別】体調を気遣うメール文例
取引先・顧客
株式会社〇〇 ●●様
いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の▲▲です。
●●様のご体調が優れないと伺いました。心よりお見舞い申し上げます。
仕事のことは心配せず、どうか十分にご養生なさってください。
●●様のご回復を心よりお祈り申し上げます。
このメールには返信は不要ですので、お気遣いなさいませんようお願いいたします。
上司
●●部長
●●部長が体調不良で入院され、お休みされること、承知いたしました。
現在進行中のプロジェクトに関して、引き継ぎは順調に進んでおります。どうぞ心配なさらず、お大事になさってください。
●●部長のご回復を心よりお祈り申し上げます。
同僚・後輩
こんにちは、▲▲です。
体調不良でお休みされるとのこと、承知しました。お大事にしてください。
本日の打ち合わせは私が進めますので、ご心配なく。
無理をなさらず、ゆっくり休んでくださいね。
【相手別】体調を気遣うメールを受け取った際の返信例
取引先・顧客
株式会社〇〇 ●●様
お世話になっております。
株式会社△△の▲▲でございます。
先日は、温かいお心遣いをいただきまして、誠にありがとうございます。
体調不良によりご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
進行中の案件に関しては、◼︎◼︎に引き継ぎが完了しております。 迅速なご対応に、心より感謝いたします。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
上司
●●部長
お疲れ様です。▲▲です。
ご心配いただき、誠にありがとうございます。おかげさまで、少しずつ回復しております。
明日のプロジェクトに関するミーティングは◼︎◼︎さんに代理で進めてもらう予定です。
しっかりと休養をとり、なるべく早く復帰できるよう努めます。
よろしくお願いいたします。
同僚・後輩
お疲れ様です。
●●さんお見舞いメールありがとうございました。
業務に支障をきたしてしまい、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
復帰後はまた頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
季節の変わり目で体調を崩しやすいので、●●さんもご自愛くださいね。
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