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知っておきたい!ブランディングのメリットや成功させる要素を紹介!
ブランディングという言葉を知っていますか?ブランディング=高級ブランドという認識を持っている方も多いと思いますが、商品の価格帯に関わらず、ブランディングは様々なメリットをもたらします。
今回はブランディングのメリットや成功させるための要素について紹介します!
目次
ブランディングとは顧客に商品イメージを定着させること
ブランディングとは、他社の類似品と区別されるように、顧客に企業・商品のイメージやロゴ、キャッチフレーズなどを定着させることです。
マクドナルドは「安くて早いファーストフード店」、Appleは「シンプルなデザインで機能性に優れた製品」「シンプルなりんごのロゴ」などのように、企業の名前を聞くだけで、企業のイメージやロゴが思い浮かぶと思います。
このように、「企業=〇〇」というイメージを顧客に定着・認知させることをブランディングと言います。
ブランディングの3つのメリット
価格競争に巻き込まれなくなる
ブランディングがうまくできていないと、競合他社との価格戦争が起こり、値下げをしないと顧客を獲得できない状況に陥ります。
しかし、ブランディングに成功していると、企業や商品自体が価値と捉えられるので、価格競争の必要がなくなり、値下げをしなくても安定して顧客を獲得することができます。
固定ファンがつくことで安定した売上を保つ
ブランディングに成功すると、「この企業だから」「この商品だから」購入するという顧客(=ファン)を獲得することができます。
ファンになった顧客は、新製品を出したりキャンペーンを行なった際に定期的に購入してくれるので、売上が安定します。
他社との取引が優位に進む
ブランドの価値が認知されていると、他社が自社ブランドの価値を活用することができるので、他社との取引が優位に進む可能性が高まります。
多くの衣類のジッパーに刻印されているYKKという文字を見たことがありますか?これは世界トップのジッパーメーカーYKK株式会社のジッパーだという証です。
YKK株式会社のジッパーは耐久性に優れているというブランド価値を認知されているので、衣類だけでなく、スーツケースや財布など様々な商品に取り入れられています。
取引先である他社にとって、耐久性のあるYKK株式会社のジッパーを使用することで、自社の商品も耐久に優れていると認知されるため、無名の企業よりもYKK株式会社と取引をする方が良いと考えるのです。
ブランディングに必要な3つの価値
機能的価値
機能的価値とは、商品が機能・品質・価格の面で顧客に与える価値のことです。
例えば、ユニクロの「ヒートテック」は2003年に発売した機能性インナーで、今では冬の代名詞と言えるほど顧客に普及しています。ヒートテックが普及した最大の要因は、セーターの中に1枚着るだけで暖かいという機能性です。
綿よりも着心地がよく(=機能)、消耗が激しいインナーにも関わらず1シーズン着続けることができ(=品質)、1着1000円前後で購入できる(=価格)という面が、機能的価値として顧客に受け入れられています。
しかし、機能的価値だけでは、類似品を作られて価格競争が起こってしまうので、競合他社と差別化を測るには難しいのです。そのため、他の2つの価値も高めていかなければなりません。
情緒的価値
情緒的価値とは、コンセプトやストーリー、キャラクター、デザインなどから顧客に与える価値のことです。
例えば、スターバックスコーヒーでは、人々が交流するためのリラックス空間=「第三の場所」をコンセプトに運営を行なっています。大きいソファや間接照明などを取り入れた居心地のいい空間作りや、公共図書館や本屋の中に出店するなどの立地戦略が、情緒的価値として多くの顧客に受け入れられています。
自己表現的価値
自己表現的価値とは、商品を利用している私=顧客が他者からどのように見られたいかという、自分を表現するための価値のことです。
例えば、ルイ・ヴィトンのバッグは、一流ブランドのバッグを持っていることで感じられるステータスや、自分が求める人物像へ近づいているという充実感が自己表現的価値となるため、顧客に求められているのです。
ブランディングを成功させる3つの要素
ターゲットを明確にする
ブランディングを行う際は、企業や商品を主に誰に利用して欲しいか、つまりターゲットを明確にしましょう。
20〜30代の女性という幅広いターゲットよりも、大学生・小さなこどもを持つ主婦のように、具体的に絞ったターゲットの方が、宣伝をする際にも顧客に受け入れられやすいです。
顧客に持って欲しいイメージを決める
顧客が企業や商品に対して、どんなイメージを持って欲しいか明確にしましょう。
飲食店であれば、味は平均だが価格が安く手軽なイメージなのか、美味しいが価格が高くて敷居の高いイメージなのかというようなものです。
このように、同じジャンルの商品でも顧客に持って欲しいイメージによって大きく運営方針が異なります。
ブランドイメージを伝える手段を決める
ブランディングをする際には、ターゲットに合わせて一貫した伝達手段を決めましょう。
スターバックスコーヒーは、テレビCMを行わずSNSを中心にプロモーションを行っています。ターゲットである若者世代に効果的なプロモーションだからという理由だけでなく、スターバックスコーヒーのコンセプトである「人との交流」にSNSが最適だからです。
いかがでしたか?
ブランディングは、商品や企業の価値を高め、安定した顧客を生み出します。この記事を参考にブランディングを行なっていただければと思います!
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