市場において、自社のブランドがどの程度の認知度を獲得しているかご存じですか?
ブランドの認知度が正しく計測できていると、売上を改善するための広告の規模やマーケティングの施策を考えるときに非常に役に立ちます。
今回は、市場でのブランドの認知度をいかにして測るかを解説していきます。
ブランド認知度で市場での自社のポジションが分かる
ビジネスを行う際には、競合に対する差別化戦略が非常に重要になってきます。
その中から自社のものを導入・利用してもらうためには、ブランディングを行い、ブランドの認知度を向上させていくことが必要となってきます。
認知度は「どれだけの人が自社ブランドを認知しているのか」という量的な側面、そして「競合に対して自社ブランドがどんなポジションにいるか」という質的な側面があります。この2つの側面からブランドの認知度を考えることで、認知度を売り上げに繋げられるようになります。
自社のブランド認知度を測る方法
自社ブランドの認知度を調査するためには、「純粋想起」と「助成想起」という2つの想起(思い出すこと)によるアプローチがあります。それぞれ異なるブランド認知度の側面を浮かび上がらせるので、組み合わせて総合的にブランド認知度を評価していきましょう。
「純粋想起」でブランド認知度を測る
「純粋想起」とは、商品やサービスのカテゴリーから特定のブランドを何の補助もなく思い出せることです。例えば、車のブランド認知度を測る際には以下のように質問します。
このとき、お客様が回答されたブランドこそが、純粋想起を成功させている認知度の高いブランドと言えます。
純粋想起は手がかりなしで思い出してもらうため、この手法での認知度が高いブランドは市場で多くのファンを抱えている、市場を代表するブランドであると考えられます。
「助成想起」でブランド認知度を測る
「助成想起」とは、何かしらの補助が与えたときブランド名を思い出せることです。
例えば、上記と同じように車のブランド認知度を測る際には以下のように質問します。
1.トヨタ 2.ホンダ 3.ダイハツ 4.スバル…
ここで認知されていたり、選択されたブランドは助成想起に成功しており、認知度が高いと言えます。
助成想起では、同じカテゴリーの競合と比較し、自社ブランドが同じカテゴリー(市場)でどのポジションにいるのかが分かります。
例えば店頭で他のブランドと比較された際に選ばれるのは、助成想起でのブランド認知度が高いブランドだといえます。
上記のようなアンケートを定期的に行うことが大事
上記の「純粋想起」型と「助成想起」型の質問をするブランド認知度アンケートは、数カ月・1年単位で定期的に行うようにしましょう。
定期的にアンケートでのブランド認知度調査を行うことで、自社のマーケティング施策がどれくらい効果があるのか判別できます。
自社の認知度を向上させる施策
既にユーザが競合を純粋想起する際には、競合に勝てるまでカテゴリーを細分化することを意識する
具体的な施策を考える前に知っておくべきことなのですが、ほとんどのカテゴリー(市場)では大企業が純粋想起でのブランド認知獲得成功しています。そのため、単純に自社のブランド認知度を向上させようとしても簡単には勝てません。
そのため、ブランド認知度の向上施策を実施する際は、大きなカテゴリー(市場)で戦うのではなく、細分化したカテゴリー(市場)でブランド認知度がトップになることを意識しましょう。
Web広告で自社商材・サービスの宣伝を行う
Web広告で自社商材・サービスの宣伝をすることでブランド認知度を上げる方法があります。
特に効果が高いのはディスプレイ広告やSNS広告です。バナー画像などで強力な訴求を行うことができるので、「〇〇といえば」というブランドの印象を定着させることが可能です。
ブランディングサイトを作成する
会社の概要やデータを伝えるコーポレートサイトではなく、自社の商材・サービスについての情報を記載していたり、実際に詳しくサービスをお試しで利用できるようなブランディングサイトを作成しましょう。
ここから新規顧客からWeb上で認知してもらえるたり、広告のリンク先として利用できるため、長い目で見ると自社をブランディングし、ブランド認知度の向上に繋がる施策と言えます。
以下は参考ページです。
中小企業のブランドイメージ向上はなぜ必要?Webを使ってすぐにできる方法を紹介
いかかでしたか?
自社のブランド認知度を測る方法と向上させる方法を紹介しました。ブランドの認知度を向上させることで、将来の企業の売上アップに繋がります。様々なチャネルを駆使して効果的にブランド認知度を向上させていきましょう!
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