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行動計画を設定し、目標を達成する|メリットや設定方法を解説

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目標を達成するためには、行動計画を設定して行動を管理することが有効です。
今回は、行動計画を設定するメリットや設定方法を解説します。

行動計画とは、目標を達成するための方針・戦略や、具体的に必要な行動を示した計画のこと

行動計画(アクションプラン)とは、目標を達成するための方針・戦略や、目標達成のために具体的に必要な行動をまとめた計画を指します。目標を立てるだけで終わりにするのではなく、目標達成までのプロセスを明確にして、行動を管理するのが行動計画です。

基本的に行動計画は、個人が目標達成のために用いるものです。ビジネスシーンでは、営業における訪問件数や成約件数などの目標を達成するために用いられています。ただし、企業が経営のために行動計画を掲げている場合や、政府が政策実行のために行動計画を作成する場合もあります。

行動計画を設定する方法

1. 目標を設定する

まずは、行動計画を設定する目的となる目標は何かを明確にしましょう。例えば営業であれば、「来期の売上を10%上げる」といったものです。適切な難易度の目標を設定することで、業績の向上だけでなく自身のスキルアップも狙えます。

目標を設定するためには、SMARTの法則が役立ちます。SMARTの法則とは、「Specific(具体性)」「Measurable(計量性)」「Achievable(達成可能性)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の頭文字を取ったもので、適切な目標設定を行うフレームワークです。

  • Specific(具体性):目標が具体的であること
  • Measurable(計量性):目標の達成度合いが測定可能であること
  • Achievable(達成可能性):適度な努力で達成可能な目標であること
  • Relevant(関連性):達成が自分や企業にメリットをもたらす目標であること
  • Time-bound(期限):達成までの期限が定められていること

SMARTの法則については、次の記事も参考にしてみてください。

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2. 目標を細分化する

次に、行動計画の目標を細分化し、具体的に意識できる目標を立てます。大きな目標を日常的な業務における目標のレベルに細分化することで、具体的に必要な行動が分かりやすくなります。

例えば、行動計画の目標が四半期レベルのものであれば、1週間・1か月などの期間ごとに達成すべき目標に細分化し、さらに「1日に〇件の契約を取る」といった日常レベルの目標に落とし込みます。

目標の細分化には、「5W1H」の把握が必要です。これは、次の要素の頭文字を取ったもので、目標を細分化・具体化する際に意識すべきポイントをまとめたものです。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように

営業目標などの場合は、これに「How Much(いくらで)」を加えて5W2Hとすることもあります。
5W1Hについては、次の記事も参考にしてみてください。

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3. 必要な行動を考える

最後に、細分化した目標から逆算して必要な行動を考え、リストアップします。それらを目標の期限ごとにスケジューリングしたものが、行動計画となります。

例えば、「1日に〇件の契約を取る」という目標を達成するためには、「1日に△件の訪問営業を行う」といった行動が必要になる、と考えていきます。

ここでは、「1日ごとに何をするべきか」というレベルにまで具体的に行動を考えることが重要です。日々の行動目標ができることによって、持続的に目標に向けて進めるため、モチベーションを維持できます。

行動計画を策定するメリット

やるべきことが明確になる

行動計画を設定する際には、目標を細分化した上で、それらを達成するために必要な行動を考えていきます。そのため、行動計画を設定することによって、目標を達成するために何をやるべきなのかが明確になります

例えば、「月間で100万円の売上を獲得したい」という目標達成のために、「毎日50件のテレアポを行う」といった小さな目標を考えると、やるべきことが明確になります。

現状を客観的に分析できる

行動計画で目標を細分化し、目標達成に必要な行動をリストアップすることで、自分の目標の達成度合いを認識しやすくなり、現状を客観的に分析できます。行動計画を設定することで、自分の業務の進捗を把握しやすくなり、目標の難易度が高すぎたり低すぎたりした場合は必要に応じて目標自体の変更も検討できます。

モチベーションを維持できる

行動計画は、細分化した目標を一つひとつ達成していくためのものです。そのため、行動計画で行動を管理すれば、自分が着実に目標達成に近づいていく様子が把握でき、モチベーションを維持して業務に取り組めます。行動計画は、大きな目標を掲げていきなり挫折するような事態を回避し、地道に成果を上げるためのものです。

まとめ

いかがでしたか?

行動計画とは、目標達成までの方針・戦略や、必要な行動をまとめたものです。

この記事を参考に、行動計画を設定するメリットや設定の方法についても押さえておきましょう。

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