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人的資源とは|重要性や人的資源管理の概要、代表的な制度を紹介

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人的資源という言葉はご存知ですか?聞いたことはあるけれど、詳しい意味や重要性は分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、人的資源の意味や重要性、人的資源管理の概要や代表的な制度を紹介します。

人的資源とは、経営資源の一つである「ヒト」を指す資源のこと

人的資源とは、「ヒト・モノ・カネ・情報」の経営資源の一つである「ヒト」を指す言葉で、英語ではヒューマンリソース(Human Resources)と言われます。

「ヒト」は企業に所属している従業員のことを指し、従業員が持っているスキル・能力によって生み出される経済的な価値などを全て含めて人的資源と言われます。また、人的資源は他の三つの経営資源を動かすための原動力になるため、重視される傾向があります。

その他の経営資源

人的資源「ヒト」以外の経営資源には、以下のものがあります。

  • モノ(物的資本)
    企業が販売している製品や所有している設備、不動産のことです。オフィスや工場などが含まれます。
  • カネ(財務資本)
    企業活動を行うための経営資源のことです。現金のほか、株式や債券などが含まれます。
  • 情報(組織資本)
    企業が蓄積してきた独自のノウハウや取得した情報のことです。顧客データなどが含まれます。

経営資源の詳細は、以下の記事をご参照ください。

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人的資源の重要性

経営学者のピーター・ドラッカー氏は、「人的資源、すなわち人間(whole man)こそ、企業に託されたもののうち、最も生産的でありながら、最も変化しやすい資源である。そして、最も大きな潜在能力をもつ資源である」と示しています。つまり、ヒトがいて初めてカネが動き、モノが作られ、情報が集められ活用でき、ヒトの力で経営資源が自在に変化できることを示しています。

人的資源管理(HRM)とは、人的資源を戦略的に活用できるようマネジメントすること

人的資源管理(HRM)とは、人的資源を戦略的に活用できるようマネジメントすることです。英語の「Human Resource Management」の頭文字を取り「HRM」と呼ばれることもあります。

人的資源管理の具体的な業務には、採用活動や人事評価、人事異動など「ヒト」に関する制度の設計や運用など、人的資源を生かし経営目標を達成するための業務が挙げられます。

人事労務管理との違い

人的資源管理とよく似た言葉に人事労務管理という言葉があります。人事労務管理は、企業の規範や慣習を重視し、組織発展のために人材をコストとして捉える点で人的資源管理とは異なります。また、事業計画との整合性が高い人的資源管理に対して、人事労務管理は事業計画との整合性が低く戦略への影響度合いが小さいという特徴があります。

人的資源管理の代表的なモデル

ミシガンモデル

人的資源管理の代表的なモデルに「ミシガンモデル」と呼ばれるものがあります。ミシガンモデルは、事業計画との整合性や目標達成を重視して人的資源管理を行う考え方です。1980年代にミシガン大学を中心に実施された研究結果をベースに考えられました。

ミシガンモデルは、人的資源管理の基本となる「採用・選抜」「人材評価」「人材開発」「報酬」の四機能を経営戦略に落とし込むことで、個人・組織両方のパフォーマンス向上を目指す点が特徴です。

ハーバードモデル

二つ目の代表的なモデルに「ハーバードモデル」があります。1980年代にハーバード大学を中心に実施された研究をもとに考えられており、実務で用いられる人的資源モデルの多くはハーバードモデルです。

ハーバードモデルは、従業員の特性や経営戦略、労働市場などを指す「状況的要因」と、株主や経営者、従業員の利害を指す「ステークホルダーの利害」の影響を大きく受けると考えられています。人的資源管理の領域を「従業員の影響」「人的資源のフロー」「報酬システム」「職務システム」の四つで定義しており、この四つの基本要素をマネジメントすることで、「従業員の幸福」「組織の有効性」「社会全体の繁栄」を目指します。

人的資源を有効活用するための代表的な制度

人材採用制度

人的資源を有効に活用するための代表的な制度に人材採用制度があります。人材採用制度は人材募集や採用、人材配置や異動など雇用に関する制度を管轄します。近年の多様な働き方に対応するため、時代の流れや企業の方針に沿って考えることが大切です。

人材育成制度

人的資源を有効に活用するには、経営に関する課題を解決して目標を達成させるための人材育成制度を充実させることも重要です。具体的な人材育成制度には、業務を通じて実施するOJTや、社員を一同に集めて行う研修・技能訓練などが挙げられます。

人材評価制度

人材評価制度を充実させることでも人的資源を有効に活用できます。人材評価制度とは、各社員の業績や目標達成など、組織に対しての貢献度を評価する制度です。近年は、年功序列による評価から成果に注目する評価に変化しています。そのため、社員のモチベーションを高めながら公平な人事評価制度を構築することが重要です。

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