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人的資本とは?注目を集める理由や高めるメリット、必要な取り組みを紹介

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人的資本という言葉をご存知ですか。人的資本はアメリカを中心として生まれた考え方ですが、日本でも企業が成長するために必要であるとして注目されており、押さえておくべき考え方の1つです。

この記事では、人的資本が注目を集める理由や高めるメリット、必要な取り組みを紹介します。

人的資本とは、人の持つ能力を投資するべき資本として見なしたもの

人的資本とは、人の持つ能力を経営のために投資するべき資本として見なしたものを指します。具体的には、従業員の持つ資格や技術を資本と捉えて、社員教育や福利厚生などの方法で投資をします。人的資本への投資は従業員一人ひとりの成長を促すため、企業の成長に必要であるとして注目されています。

人的資本と似た言葉に「人的資源」がありますが、人的資源は人を消費するための資源として捉えた呼び方であり、人的資本とは異なります。

人的資源については以下の記事もご参照ください。

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人的資本が注目を集める理由

人的資本の情報開示が求められるようになったため

人的資本が注目を集める理由として、アメリカで人的資本に関する情報開示が求められるようになったことが挙げられます。2020年の8月に米国証券取引委員会(SEC)が、アメリカの上場企業に対して採用、育成、維持などの人的資本の情報開示を義務化しました。

情報開示の義務化の背景には、近年の激しい環境変化に対応できる人的資本を持っているかどうかが、企業に重視されるようになったことがあります。また、人的資本に関する情報は、企業が健全であるかどうかを示す指標にもなります。

ESG投資が重視されるようになったため

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の3つの単語の頭文字を取った言葉で、企業の成長に必要な指標です。具体的には、「環境への配慮がされているか」「企業の統制が取られているか」などが挙げられ、人的資本への投資はSocialやGovernanceに関する取り組みを指します。企業が人的資本に投資しているかどうかは、ESGへの取り組みと関わるため、投資家から重視されています。

企業が人的資本を高めるメリット

生産性を向上できる

人的資本に投資することで、従業員の能力を高められます。従業員の能力が高まることでより効率的な業務を行えたり、多くのアイデアを生み出せたりするため、企業の生産性向上につながります。

また、人的資本への投資によって生産性の高い業務を続けられれば、持続的な成長ができるようになり、企業価値も高まります。

投資家に関心を持ってもらいやすくなる

人的資本に関心を持つ投資家が増えてきており、彼らは人的資本を高めている企業に注目するようになってきました。投資家からの関心を得られれば、企業への投資をしてもらえる可能性は高まります。投資家からの注目により株価が向上すれば、企業への信頼感向上にもつながります。

また、投資家から投資された資金をさらに人的資本に費やすことで、継続的な企業成長へとつながり、他社との競争にも勝てるでしょう。

企業のイメージを高められる

人的資本についての情報の開示によって、企業がいかに自社の人材に投資できているかを示すことができ、企業イメージを高められます。人的資本の情報開示の具体例として、採用における男女比や育休取得率、教育制度の実施例などが挙げられます。企業のイメージを高められれば、提供している商品やサービスを試してもらいやすくなるでしょう。

また、人的資本を高められている企業の従業員は、仕事に対して高い満足度を持っている場合が多いです。そのため、仕事にやりがいを求める人材から注目を集められるようになり、優秀な人材を獲得できる可能性も高まります。

人的資本を高めるための取り組み

社員教育を充実させる

人的資本を高めるためには、社員教育を充実させ、従業員の能力を向上させることが必要です。それまでの教育方法を見直したり、専門的な知識や能力については外部講師を招いたりして、より効果的な社員教育を行うようにしましょう。

仕事にやりがいを感じられる環境を整える

従業員がやりがいを持って働ける環境を整えることも、人的資本を高めるために必要な取り組みです。モチベーションの高い従業員が働けているということは、企業イメージ向上に大きく影響します。従業員の働きがしっかりと反映された評価や給与を与えられているか、過度な労働や残業を強いられていないかなどを見直しましょう。

また、多様な働き方を実現できているかどうかも従業員のやりがいに関わります。具体的には、「リモートワークやテレワークを取り入れる」「育児休暇などの休暇を確保する」といった取り組みが効果的です。

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