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バーンアウトとは?陥りやすい要因や予防法、なった際の対処法を解説

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バーンアウトという言葉をご存知ですか。これは、仕事に熱心に取り組んでいる人に生じる「うつ」のような状態で、予防したり適切に対処することが重要です。

この記事では、バーンアウトに陥りやすい要因や予防法、なってしまった際の対処法を解説します。

バーンアウトとは、熱心に仕事に取り組んでいた人が急に意欲をなくしてしまう状態

バーンアウトとは、それまで熱心に仕事に取り組んでいた人が突然意欲をなくしてしまう状態を指します。バーンアウトしてしまうと、朝起きられない、食欲が低下する、人との関わりを避けようとするといった変化が見られます。

バーンアウトは、精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガー氏が用いた造語で「燃え尽き症候群」とも呼ばれており、うつ病の一種と考えられることがあります。

バーンアウトの3つの症状

バーンアウトは、MBI(Maslach Burnout Inventory)を用いて測定することができます。MBIは社会心理学者のクリスティーナ・マスラーク氏が提唱した指標で、バーンアウトを情緒消耗感、脱人格化、個人的達成感の低下の3つの症状から定義しています

情緒的消耗感

情緒消耗感とは、仕事を通じて情緒的に力を出し尽くしてしまい消耗した状態と定義されており、3つの症状の中でもバーンアウトの中心となる症状だと考えられています。

情緒的消耗感は、仕事を通して熱意や思いやりなどの情緒的資源が枯渇することが原因になっています。特に、医療や教育、介護などの対人サービス業ではサービスの受け手を思いやり信頼関係を築く必要があるため、情緒的資源が枯渇してしまいバーンアウトしやすくなっています。

脱人格化

脱人格化とは、サービスの受け手や同僚に対して無情で非人間的な対応を取るようになる行動傾向を指します。

情緒的資源がなくなるとそれ以上の消耗を防ぐために脱人格化が起こり、相手と距離を取って仕事上の関係として割り切ろうとします。具体的には、クライアントの人格を無視した思いやりのない対応をしたり、難解な専門用語を振りかざしたりします。

個人的達成感の低下

情緒的消耗感や脱人格化が起こると、仕事の質や成果が低下してしまいます。バーンアウトする人はそれまで高いレベルの仕事をしてきたことも多く、仕事の質や周囲からの評価が低下する結果、仕事に関する達成感や有能感が低下してしまいます。こうした個人的達成感の低下は、自己否定や離職などにつながることがあります。

バーンアウトに陥りやすい要因

バーンアウトに陥る要因として、個人要因と環境要因の2種類があります。

個人要因

真面目で人と深く関わろうとする性格の人や完璧主義者、努力家はバーンアウトしやすいと考えられています。

また、若い人や仕事の経験が少ない人は仕事への理想が高い傾向があり、その理想を達成できなかった場合にバーンアウトしてしまいます。

環境要因

長時間勤務や厳しいノルマ、身体への負担が重い労働といった過重負担がある環境ではバーンアウトしやすくなっています。さらに、仕事を強要されると、自主性を持てず達成感が得られないため、よりバーンアウトしやすくなります。

また、給与が低く仕事内容に見合わない場合も、やりがいがなくなりバーンアウトする可能性があります。

バーンアウトを予防する方法

「突き放した関心(detached concern)」を身に付ける

バーンアウトは、相手に共感し過ぎて冷静に判断できなくなったり、一緒に重荷を背負ってしまったりすることで生じます。そのため、相手と一定の距離を保つことで、心身が疲弊するのを予防する技能「突き放した関心(detached concern)」の習得が予防に役立ちます。具体的には、相手に共感し過ぎないようにする、個人としての自分と仕事上の役割を明確に分けて考えるといった態度が挙げられます。

ストレスを発散して溜め込まないようにする

ストレスを溜め込まないように対処することで、バーンアウトを予防できます。趣味や家族・友人との時間、食事と睡眠を十分に摂った健康的な生活などが重要です。

バーンアウトが生じにくい職場環境を整える

バーンアウトには環境要因も存在するため、バーンアウトが生じにくい環境を整えることも重要です。

過重負担を抱えていないかチェックするために、メンバーの勤務時間や目標の達成状況を確認しましょう。定期的に1対1のミーティングを行うことも有効です。

特に、新入社員や転職してきた人はバーンアウトしやすい傾向があるため、指導担当者を設定するなどサポートしていく必要があります。

バーンアウトになった際の対処法

無理せずに休息を取る

バーンアウトしてしまった場合は、まずは休息を取ることが必要です。十分に睡眠を取るようにし、可能であれば休職するといいでしょう。医師に診断書を作成してもらうのも有効です。

環境要因を見直し、再発防止に努める

組織のメンバーがバーンアウトした場合は、職場環境を見直し、バーンアウトするメンバーが出ないよう再発防止に努めます。長時間労働や厳しいノルマ設定など、過重負担がなかったか確認しましょう。

また、最近はウェルビーイングに注目が集まっています。ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に満たされた状態を指す概念で、社員のウェルビーイングを尊重した企業経営はバーンアウト予防にもつながります。

ウェルビーイングについては、以下の記事も参考にしてみてください。

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職場復帰を支援する

バーンアウトしてしまったメンバーが回復してきたら、職場への復帰を支援しましょう。医師と連携して治療に取り組み、復帰可能だと判断されたら職場復帰のプランを作成します。本人にも確認し、本当に職場復帰が可能か慎重に判断することが重要です。

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