この記事は 2 分で読めます
クレドカードとは?作成するメリットや注意点、成功例を紹介
クレドを社内に浸透させる手段として、クレドカードの作成を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、クレドカードの概要とメリット、作成の流れや注意点を紹介します。
目次
クレドカードとは、企業の行動指針を記したカード
クレドは、ラテン語で信念・信条を意味し、企業が共有する価値観や行動指針を指します。クレドカードとは、このクレドの文言をカードに記載して携帯できるようにしたものです。クレドカードを作成することで、従業員に行動指針を意識してもらいやすくなるため、クレドを浸透させる手段として有効です。
クレドについては以下の記事もご参照ください。
クレドカードを作成するメリット
従業員がクレドを確認しやすくなる
クレドカードはクレドを携帯できるようにしたものであるため、必要なときにすぐ確認できクレドが定着しやすくなります。クレドが浸透した組織では、企業独自の文化が醸成されたり、従業員のモチベーションを高められたりするため、業績の向上につながりやすくなります。
競合他社と差別化できる
クレドカードを導入することで、クレドに従う従業員の増加が期待できます。クレドが浸透し従業員が同じ行動指針を持って働くことで、企業の理念や方針を企業外にも伝えられるようになります。その結果、企業のブランド力を向上させることができ、競合他社との差別化ができます。
クレドカード作成の流れ
1. クレド作成の目的や方向性を明確にする
クレドカードを作成するにあたって、まずクレドを定義する必要があります。企業の方向性や存在意義、理想とする従業員の姿などを定義しましょう。クレド作成の目的がぶれないように、なぜクレドが必要なのかを明確にしておくことも大切です。
また、クレドの作成は専任のチームを構成して行うとよいでしょう。チームを構成する従業員は様々な部署から選ぶことで、より企業に浸透しやすいクレドの作成につながります。
2. クレド作成の目標やスケジュールを決定する
クレド作成の方向性や目的を明確にしたら、クレドを浸透させることで何を実現するのか、どのようなスケジュールで作成するのかを決定します。また、従業員の協力を得るためにも、決定した目標やスケジュールは社内に共有しておきましょう。
3. クレドカードを作成し、導入する
クレドを決定し、それを元にクレドカードを作成します。作成したカードは従業員や取引先などに共有し、特に従業員にはクレドカードを携帯する必要性も伝えることが重要です。また、クレドカードの内容を自社のWebサイトなどに掲載することも効果的です。作成後もクレドカードは必要に応じて見直しを行いましょう。
クレドカード作成の際の注意点
クレドの浸透には時間がかかることを理解しておく
クレドはクレドカードを配布すれば浸透するわけではありません。クレドが定着し、日々の業務に現れるまでには時間がかかるため、焦らないようにすることが大切です。定着の程度も目標として設定し、定期的にチェックするとよいでしょう。
クレドカードを作成して終わりにしない
クレドカードはあくまでクレドを企業に浸透させるためのものです。そのため、クレドカード作成を目的にするのではなく、クレドカードによってクレドを定着させられたかを確認することが大切です。定着の程度に応じてクレドカード以外の施策も考える必要があります。具体的には、朝礼での共有、目に留まりやすい場所でのクレドの掲示、クレドを体現できている従業員を評価するなどが挙げられます。
クレドカードの導入事例
リッツカールトン
リッツカールトンホテルが最高のサービスを提供し、顧客を満足させ続けている背景にもクレドカードの活用があります。リッツカールトンは自社のクレドを「ゴールドスタンダード」と呼び、その言葉をクレドカードに記載して従業員が常に意識することで、お客様に質の高いサービスを安定して提供しています。
楽天
楽天は「常に改善、常に前進」「Professionalismの徹底」「仮説→実行→検証→仕組化」「顧客満足の最大化」「スピード!!スピード!!スピード!!」の5項目のクレドを用いて従業員に分かりやすいように行動指針を示しています。クレドカードの配布によってこのクレドを浸透させ、楽天の成功につなげています。
まずはこれだけ。新規開拓営業を始める時の心得
無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。