この記事は 3 分で読めます

ニーズ把握に有効な顧客分析とは?フレームワーク5つも併せて解説

URLをコピーする

マーケティング施策の成功には、顧客ニーズの把握が不可欠です。
顧客ニーズの把握に有効なのが「顧客分析」と呼ばれる手法です。
今回は、顧客分析とはなにか?という疑問を解決すると共に、代表的なフレームワークも併せてご紹介いたします。

顧客分析とは、顧客の行動や状況を分析すること

顧客分析とは、自社の商品やサービスを購入してくれる顧客の、所在地や業界などの属性や購買行動を分析することです。

もっと言えば、顧客がどうして自社商品orサービスを購入してくれたのか、あるいはしなかったのかを分析することです。

顧客分析を行うことで、現状を把握し施策の評価が可能に

顧客分析の目的は、顧客の動向を詳しく分析し、現状の顧客行動とニーズを把握し施策に生かすことです。
また、分析した結果をもとに、行ったマーケティング施策の評価も可能になります。

顧客分析を行うには、顧客の購買行動や接点を把握することが必要

顧客分析には、顧客の属性や購買行動などの情報収集が欠かせません。

その為には、以下のような方法が必要になります。

・アンケート・SNSなどを活用した調査による、顧客ニーズの把握

・顧客接点の分析

また、分析には顧客情報や行動を収集し蓄積することが必要なため、顧客管理ツールの導入が不可欠となります。

調査の方法や顧客管理ツールについては、以下の記事で詳しく説明しているため、参照ください。

合わせて読みたい記事
マーケティングリサーチとは?顧客に寄り添う施策を考える手法を紹介将来を見据えた戦略立案のためにはマーケティングリサーチを通じた仮説立てと実証が不可欠です。この記事では、マーケティングリサーチの進め方や手法、注意点をご紹介しています。...
合わせて読みたい記事
分かりやすく紹介!MAツールとSFA、CRMシステムの違いとは皆さんの部署や会社では、営業を管理するツールやデータを分析するツールを導入していますか?自社の課題に関してどのようなツールを導入するべき...

 

顧客分析の5つのフレームワーク

「セグメンテーション分析」を使って、顧客を属性や行動でグループ分けする

「セグメンテーション分析」は、顧客を属性(業種、所在地等)や購買行動など、共通点ごとにグループ分けを行い分析するフレームワークです。

グループ分けをすることを「セグメント」と言います。
無数のセグメントの分け方の中から、最適なものを選ぶことが重要となってきます。

その為には、先に分析の目的を明確化する必要があります。
目的に沿って、どんな情報がわかればマーケティングができるのか、あらかじめ顧客情報を整理して仮説を立てておきましょう。

合わせて読みたい記事
セグメンテーションとは?やり方やポイントを紹介します企業は商材やサービスを作っていく際、世の中の全員をターゲットにしたものは作りません。これはセグメンテーションとターゲティングの考えが基に...

「RFM分析」で顧客をランク分けする

「RFM分析」は、顧客を購買行動でランク分けする分析方法です。
「最新の購買日(Recency)」「購買頻度(Frequency)」「累計購入金額(Monetary)」
の3つを指標とし、顧客をランク分けしていきます。

購買日は直近であればあるほど、購入頻度と購入金額は高ければ高いほど、優良顧客であるという位置づけになります。

優良顧客に対しての施策を行ったり、ランクが低い顧客に対して改善策を講じたり、様々な対応が可能です。

「デシル分析」で顧客を購入金額ごとに10等分する

「デシル分析」は、顧客を購入金額によって10等分し、グループ分けを行う方法です。

まず、全顧客を購買金額が高い順に並べ、10等分します。
それぞれ分けたグループごとに、全体の売上に対する比率や1人あたりの購入金額などを計算していきます。

そうすることで、売上に対して高い比率を持つグループや、反対に低い比率を持つグループを洗い出すことができ、課題を把握するのに効果的です。

「CTB分析」は顧客の購買行動を予測できる

「CTB分析」は、顧客の購買履歴を分類(Category)」「テイスト(Taste)」「ブランド(Brand)」という、3つの指標を用いて分析する方法です。

「分類(Category)」は、キッチン用品や電化製品、化粧品といった、購入した商品のカテゴリのことで、「テイスト(Taste)」は商品の色や模様、サイズなど商品に関する顧客の好みのことです。
「ブランド(Brand)」では、商品や企業のブランドイメージを分析します。

CTB分析によって顧客の好みを細かく分析し把握することで、今後の購買行動の予測が可能になります。

「行動トレンド分析」では期間と顧客を絞って分析を行おう

「行動トレンド分析」は、特定の顧客と季節に焦点を当てて、その時期に売れる商品やサービスを予測する分析方法です。

まず、顧客を年齢や性別などでグループ分けを行います。
その上で、シーズンごとにそれぞれのグループの売上を集計し、数値が高い時期やグループを割り出します。

貢献度の高いグループを優良顧客として、そのグループの売上が高い時期にどのような商品やサービスを購入しているのかを、詳しく分析していきます。

優良顧客が、いつ何を求めているのかを把握することで、そこに合わせた施策や戦略を考案でき、売上向上に繋がります。

まとめ

いかかでしたか?
顧客分析を用いて、ニーズを把握することで、施策の精度も上がっていきます。顧客の行動や特性をしっかりと分析し、業績向上につなげていきましょう。

ダウンロード ダウンロード
ダウンロード

今さら聞けない、営業マネージャーが知っておくべきKPI・KGI

無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。

ビジネススキル・知識おすすめの記事

2023年9月4日

【厳選】請求書電子化サービス6選|メリットや確認すべきポイントも解説

2020年9月17日

【新人必見!】効率のよい仕事の進め方とは?手順に沿って紹介します

2020年3月24日

ビジネスにおける定量分析とは?定性分析との違いも解説