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ブランドマネジメントとは?事例や必要なブランディングについて解説
ブランドマネジメントという言葉をご存じでしょうか。
ブランドマネジメントは企業やその製品・サービスのブランド価値を向上させるものです。近年、ブランド力に対する関心が高まっており、注目を集めています。
この記事ではブランドマネジメントの事例や必要なブランディングについて紹介します。
目次
ブランドマネジメントとは、顧客が自社のブランドに対して持っているイメージを向上させるための取り組みのこと
ブランドマネジメントはブランド価値の維持と向上のために、自社の製品・サービスを管理することです。製品・サービスのデザイン面での統一や人材および知的財産権の管理といったブランディング活動を行ない、顧客や自社の従業員に対するブランド価値の向上を狙います。
そのため、ブランドマネジメントでは消費者や顧客の求める価値を理解し提供する、というプロセスを繰り返して、自社の個性をアピールしなければなりません。
ブランドマネジメントを適切に行なうことで、消費者や顧客からブランドに対する信頼を得ることができ、長期的なブランド価値を確立することができます。
ブランド価値向上への関心が高まっている背景
グローバル化による競争の激化
近年、グローバル化が進んだ影響で市場競争が以前より激しくなり、よい製品・サービスを作るだけでは企業としての存在感を示すことが難しくなっています。一方で、ブランド価値は永続的な競争力を持つため、長期的に消費者や顧客から信頼を得ることができ、企業の存在感を示せます。
技術開発の高速化
技術開発が高速化し、製品・サービスの類似品が早く出回るようになり、一つ一つの製品・サービスの寿命は短くなりました。そのため、企業の新たな競争力として寿命の長いブランド価値が注目されるようになりました。
ブランドマネジメントのためには二種類のブランディングが必要
ブランドマネジメントを行なうにあたり、どんなブランディングをするかが大切です。ブランディングにはアウターブランディングとインナーブランディングの二種類があり、その両方を利用することで、効果的にブランドマネジメントを行なうことができます。
社外向けに行なうアウターブランディング
社外の消費者や顧客に向けたブランディングをアウターブランディングといいます。アウターブランディングは企業や製品・サービス自体の印象に影響し、収益に直接関わります。アウターブランディングを適切に行なうことで、ブランド価値を向上させることができ、新規顧客の獲得や長期的な収益へつながります。アウターブランディングについては、次の記事も参考にしてみてください。
社内向けに行なうインナーブランディング
インナーブランディングとは社内の従業員に向けたブランディングです。インナーブランディングを行なうことにより、従業員に自身の働いている企業について理解してもらえるため、行動指針に一貫性が生まれます。さらに、従業員のモチベーションが向上し効率的に業務を行なうことができるため、企業自体の価値向上に繋がります。インナーブランディングについては、次の記事も参考にしてみてください。
ブランドマネジメントの例:Canon
ブランドマネジメントを行なっている企業の例としてCanonが挙げられます。
Canonはブランドマネジメント委員会を設置し、グループ全体でブランドマネジメントに対するルールを設定してブランド価値向上に取り組んでいます。従業員にブランド教育や啓発活動を行ない、ブランド価値への理解を促すというインナーブランディングも行なっています。また、自社製品のコピー商品により消費者や顧客の信頼を失わないよう、コピー商品撲滅に対する取り組みを行ない、ブランド価値向上を目指しています。
このように、Canonは社内・社外に対するブランディングを行ない、自社の特徴である高品質な製品の維持につとめながらブランドマネジメントに取り組んでいます。
(参考:「Canon公式サイト」https://global.canon/ja/csr/management/brand.html)
いかがでしたか?
ブランドマネジメントは、企業やその製品・サービスのブランド価値を高めるために重要なものです。また、ブランド価値を高めるためには企業の外部に対してだけでなく、内部に対するブランディングも大切です。
この記事を参考に、ブランドマネジメントのために必要なブランディングや事例を押さえておきましょう。
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