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パーパス経営とは?注目されている背景や行うメリットを解説

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パーパス経営という言葉をご存知ですか?これは、近年注目を集めている経営に関する考え方です。
この記事では、パーパス経営が最近注目されている背景や行うメリットを解説します。

パーパス経営とは、自社の存在意義を明確にし、社会へどのように貢献するのかを掲げて経営すること

パーパス(purpose)とは、もともと「目的」や「意図」という意味を持った英単語であり、近年ビジネスでは「存在意義」や「志」、「大義」などの意味合いでも用いられています。パーパス経営とは、パーパスを軸として、自社の存在意義を明確にし、どのようにして社会へ貢献するのかを掲げて経営することを指します

パーパスとMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)の違い

パーパスと混同されやすいものに、企業理念を構成するMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)があります。ミッションは企業として達成したい目標や果たすべき使命を指し、ビジョンとは企業が目指す理想の姿を指します。そして、バリューはミッションやビジョンを達成する上での行動指針や価値観を意味します。

MVVでは「企業」に主眼が置かれているのに対して、パーパスでは社会への貢献方法など「企業と社会とのつながり」が重視されています。また、MVVは未来志向が強くなっていますが、パーパスは現在の企業のあるべき姿を示している点も異なります。

パーパス経営が注目されている背景

企業に求められる役割が変化している

パーパス経営が注目されている背景には、企業に求められている役割が変化している現状があります。かつては利益を生み出すことが企業の中心的な役割でしたが、現在では社会が抱える課題の解決や社会的な価値の創出が求められるようになっています。

こうした価値観の変化には、1980年〜1995年に生まれたミレニアル世代の台頭も影響しています。ミレニアル世代は日本経済が厳しい情勢のもとで育っており、企業や自らの仕事に社会的な価値の創出を求める傾向が強くなっています。また、ミレニアル世代では、社会的課題の解決を考慮して消費活動を行う「エシカル消費」に対する意識が高まっています。このような価値観を持ったミレニアル世代から支持や共感を得て人材を確保するためにも、パーパス経営が注目されるようになったのです。

SDGsやサステナビリティへの意識が高まっている

SDGsやサステナビリティへ注目が集まり、意識が高まっていることもパーパス経営が注目されている背景にあります。SDGs(持続可能な開発目標)とは、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際的な目標で、人類全体が抱える課題を整理し解決することを目指しています。また、サステナビリティ(sustainability)は、目先の利益を追求するのではなく、長期的な視点で自然環境や社会を維持しながら経済活動を持続しようとする考え方です。

企業においてもSDGsやサステナビリティに注目し社会的課題の解決に貢献しようとする意識が高まっており、パーパス経営への関心を集める要因となっています。

DXが推進されている

DXが推進されていることも、パーパス経営が注目されている理由の1つです。DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、IT技術を活用してビジネスモデルや企業の価値提供のあり方を変革する取り組みです。DXを推進するにあたっては「なぜDXを推進するのか」「顧客や社会から何が求められているのか」という目的を改めて見直す必要があるため、自社の存在意義を明確に示すパーパス経営への注目が集まっています。

DXの推進については、こちらの記事も参照してみてください。

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パーパス経営を行うメリット

ステークホルダーから支持が得られる

パーパス経営を行うメリットとして、ステークホルダーからの支持が得られることが挙げられます。パーパスを掲げて社会に貢献するために事業に取り組む姿を示すことで、パーパスへの共感が得られステークホルダーから支持を集めやすくなります

ステークホルダーについては、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

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社員のエンゲージメントを高められる

パーパス経営を行うことで、社員のエンゲージメントを高められます。エンゲージメントとは、企業・組織に対する信頼度や愛着、貢献したいと思う意欲を指す言葉です。パーパスを掲げると社員は自社で働く意義を見出すことができ、誇りを持って業務に取り組めます。その結果、モチベーションが高まりエンゲージメントが向上します。

社員のエンゲージメントを高めることで、離職率の低下や業績の向上など、様々な恩恵が受けられます。
エンゲージメントやそのメリットについては、以下の記事も参考にしてみてください。

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革新や変化を生み、競争力を高められる

パーパスを掲げることで社員の目指す方向が揃いやすくなり、組織の一体感が生まれ競争力の向上が期待できます。さらに、社会への貢献方法を考える中で消費者の潜在的なニーズを把握でき、ビジネスモデルの革新や変化が生まれる可能性があります

また、パーパスが指針となり、戦略・方針の決定や業務内の意思決定がしやすくなります

パーパス経営を行う際には「パーパス・ウォッシュ」に陥らないよう注意する

パーパス経営を行う際には、「パーパス・ウォッシュ」に陥らないように注意する必要があります。パーパス・ウォッシュとは、パーパスを掲げているものの実態が伴わずにごまかしている状態です。パーパス・ウォッシュに陥るとステークホルダーからの支持・信用を失い、企業のイメージが低下するおそれがあります。

パーパス・ウォッシュを回避するためには、具体的な取り組みを推し進めて、掲げたパーパスと実際の活動内容に一貫性を持たせることが重要です。

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