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リーダーに求められる2種類の資質とは?資質を高める方法も紹介
社会人になって数年経てば、自分が部下を持ち、チームの運営を任されることもあるかと思います。
リーダーを務めた経験がない場合は不安かもしれませんが、リーダーに求められる資質が何かを知っておけば、自分に足りない資質を高めてリーダーとして活躍できます。
今回は、リーダーに求められる2種類の資質について解説します。
目次
リーダーに求められる資質は、人格面と能力面に分けられる
そもそも良いリーダーとはどのようなものでしょうか。「チームを課題解決に導ける」「メンバーから慕われている」など様々な理想像が考えられますが、どのような「良いリーダー」にしても、共通して求められる資質があります。それは、「人格的に優れていること」と「能力的に優れていること」です。
この2つの資質は、どちらか一方でも欠けているとリーダーとしては能力不足といえるほど重要なものです。例えば、どんなに仕事ができる人でも、協調性がなく自分一人で仕事を進めてしまうようであれば、リーダーにふさわしいとはいえないでしょう。
良いリーダーになるためには、一方の資質が飛び抜けて高いだけでは足りず、2つの資質を高いレベルで兼ね備える必要があります。
人格面での資質
人格面での資質は、チームメンバーからの信頼を獲得し、チームを円滑に機能させるために必要です。具体的には、次のような資質がリーダーには求められます。
チームメンバーを大事にする姿勢
まずリーダーには、自身のチームメンバーを大事にし、良好な関係を築くことが必要です。チームメンバーからの信頼はチームのパフォーマンスに直結するため、リーダーにとっては最重要な要素のひとつです。
ここでの「大事にする」とは、単に気を遣ったり、意見を尊重したりといったことにとどまりません。例えば、メンバーを信頼し、仕事を任せるといったことも含まれます。また、メンバーの失敗に寛容になり、挑戦しやすい空気を作るということも、チームを円滑に機能させるためには重要です。
真摯さ、誠実さ
リーダーには、真摯・誠実であることが求められます。誠実に行動することは、業務のパフォーマンスを高めるだけでなく、信頼の獲得にも直結します。
チームメンバーに対してはもちろんのこと、一つひとつの仕事や、顧客に対する真摯さ・誠実さも重要です。真摯さ・誠実さは他者によって主観的に判断されることがほとんどですから、あらゆる面で意識して行動しなければなりません。
能力面での資質
チームメンバーからの信頼を獲得できても、業務を進める能力がなければ、チームを課題解決に導くことはできません。リーダーには、以下のような能力を持ってチームをリードすることが求められます。
業務遂行能力
まずは、自身やチームに割り当てられた業務を迅速・的確に遂行する能力が必要です。もっと具体的にいえば、事務処理能力に加え、課題を発見する力・解決策を考える力が求められます。
また、チームの運営を任されている以上、明確な判断を行う力も必要です。リーダーの判断が不明瞭だと、チーム全体の行動が乱れてしまいます。
コミュニケーション能力
リーダーにはコミュニケーション能力も必須です。適切に情報を伝える・受け取る能力は、業務におけるパフォーマンスの向上だけでなく、メンバーと真摯に向き合うためにも必要ですから、リーダーの資質の根幹であるともいえます。
コミュニケーション能力については、次の記事も参考にしてみてください。
マネジメント能力
チームメンバーの能力や業務の進捗を把握し、仕事量や目標達成度などの管理を行うマネジメント能力も必要です。リーダーに求められているのは、リーダー自身が成果をあげることだけではなく、常にメンバーに気を配り、チーム全体のパフォーマンスを向上させることです。メンバーへの観察・指導を通じて、全体の力を底上げしなければなりません。
マネジメント能力については、次の記事も参考にしてみてください。
柔軟な対応力
リーダーはチーム全体の意思決定の権利を持っています。そのため、状況を読んで柔軟に対応する力が必要です。リーダーが状況の変化に対応できず、一度決定したことに固執していると、チーム全体が失敗してしまいます。
リーダーとしては、常に複数の選択肢を頭の中に入れておき、状況に応じてその中から最善な方法を選び取れるのが理想的です。
リーダーに必要な資質を高める方法
リーダーの資質は、後天的に高めることが可能です。特に、コミュニケーション能力はリーダーとしての資質の根幹ともいえる部分ですから、コミュニケーション能力を重点的に鍛えることが効果的です。そのためには、「自分から積極的にコミュニケーションをとる」「相手の話に耳を傾ける」といったことの積み重ねが必要になります。
また、リーダーとして自分に足りない資質を見極める方法として「PM理論」と呼ばれるものが存在します。これは、リーダーの能力を「Performance(目標達成能力)」と「Maintainance(集団維持機能)」の2つの軸で分類するものです。
PM理論については、次の記事も参考にしてみてください。
いかがでしたか?
リーダーに求められる資質は、人格面の資質と能力面の資質の2つに分けられます。
この記事を参考に、自分が高めるべき資質は何なのか、どうやって高めればいいのかを考えてみましょう。
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